僕からお願いがあります
母
真冬
真冬
真冬
母
僕がどれだけいい点数をとっても、いつも言うのは『まだ出来る』ばかり
毎回毎回同じことを言われて、僕の心は疲れているんだ
真冬
真冬
母
母
母
真冬
母
真冬
母
真冬
母
真冬
翔太
彼方
母
母
母
真冬
今まで見たことがない程に、母が 発狂した
その姿に恐怖もしたし、同時に絶望した
きっとこの人は、僕のことを何も聞いてくれない
真冬
彼方
すると突然、彼方さんが僕たちの間に 入って話した
彼方
彼方
真冬
突然出てきたそんな言葉に、天ちゃん以外の全員が目を見開いた
母
翔太
翔太
翔太
冷静な彼方さんとは逆に、鋭くそう言い放った天ちゃん
真冬
翔太
母
真冬
別に嫌ってくれて構わないって、そう思っていたのに
真冬
涙を必死にこらえて、僕は母にもう一度向き直る
真冬
母
真冬
真冬
母
真冬
真冬
真冬
真冬
真冬
しばらくの沈黙の後、母が口を開いた
母
真冬
母
母
真冬
母が僕のことに口を出さないと言ったのは、素直に嬉しいことだ
ただ、家を出ていかなければならないのは予想外だった
真冬
真冬
真冬
そういって、僕は無言で家へ向かった
きっと僕と母は、もう2度と会うことはない
不思議と悲しい気持ちはなかった
少し歩いたところで、立ち止まる
後ろからは、彼方さんと天ちゃんの走ってくる音が聞こえた
翔太
真冬
真冬
真冬
『こんな悪い子、もう好きでもなんでもない…!!』
真冬
やっと、普通の暮らしが出来そうだと言うのに
真冬
どうして
真冬
こんなにも、虚しい?
真冬
さっきは出て来なかった涙は、どんどんこぼれ落ちていく
真冬
彼方
彼方さんと天ちゃんが、心配そうに見ている
真冬
真冬
真冬
僕は涙を袖で拭った後、2人に笑って見せた
真冬
真冬
翔太
真冬
真冬
彼方
翔太
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
翔太
真冬
翔太
彼方
翔太
真冬
翔太
翔太
彼方
翔太
彼方
真冬
彼方
翔太
彼方
3人で他愛もない話をしながら、歩いていく
僕の涙と悲しい気持ちは、自然と消えていた
コメント
4件
今まで親のせいで苦しかったとは言え、自分の実親に嫌われるのは辛いよなぁ… でも、これでようやくまふくんは自由になれた! 自分で自分の将来切り開いてけーっ!← そらるさんも天ちゃんもよく言った! そしたら…次はそらるさんの番かな…? 続き楽しみにしてます!!
まふくんよく言った!やっとお母さんに 縛られずに自由に生きられるんだね!! そらるさんとあまちゃんもまふくんを 支えてくれたありがとう!!! つぎはまふくんどあまちゃんでそらるさんを 支える番かな? そらるさんとあまちゃんはほんとに いいお友達だね! 続き楽しみにしています!