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ヴァン

着きましたわ…

もう足疲れたよ…

コンコンッ

ヴァン

失礼しますわ!

ヴァン

言われた通り連れてきましたわよ!

し、失礼します…

???

いらっしゃぁ~い。
よく来たねぇ

???

ヴァン様わざわざありがとうございますー

???

でも悪いんすけど、大事な話なんで、出てってもらってもいいすか

ヴァン

え、ええ…

ヴァン

(相変わらず苦手だわ…この人…)

???

あっはっはっ。なんか性格丸くなりました?

ヴァン

うるさいわよ!出てけばいいんでしょ!!

バタンッ!

(うわぁ…)

???

さて、ミズノくん。2人っきりになった事だし、早速話を…

いや…あの…誰ですか…

???

あぁ、自己紹介がまだだったね。

???

私の名前はエレット・エクサン。

エレット

この国の研究所で国の発展をー...えーっと...

エレット

なんだっけ...

エレット

あーっと...魔法の研究をしてー...

エレット

うーん...まぁいいか。細かいことは。

エレット

私、物の発明の方が好きだし。

あっ...はい

エレット

君のことは知ってるから自己紹介は遠慮してー。時間の無駄だから

あっ...スッ...

エレット

んじゃ本題。

エレット

魔法大会の時。膨大な光が溢れる事件があったな。

エレット

あの時、あのピンク頭と君が着けてたやつ。あれは何?

私が着けてたやつ...?

エレット

そうそう。メガネが黒くなったみたいなやつ。

エレット

あんな代物は見たことない。
あれは何?

……あぁ!

あれは...

てかあれ……

この世界にサングラスないの...!?

ゴーグルあるのに...!?

この世界に無いものを堂々と言ったらめんどくさそうだな… 知らなかったことにしよ

あー……あれ、私にもわかんないんすよ…

エレット

え?じゃあなんで持ってたの?

いや、なんか拾ってー...試しにかけて見たら、光がこう...防がれたから...これは使えるな...的な...

エレット

なるほどね...

エレット

もっと詳しく聞かせてもらっても?

エレット

いやー、助かったよ!

エレット

なんでそんなものが落ちてたのかはわからんが、これでまた作りたいものが増えた!

ははっ...

エレット

魔法の研究なんてしてる暇無いね!

...発明は趣味なんですか?

エレット

うん。そうだよ。

エレット

私、魔力が周りと比べて引くほど低くてねー。悔しくて、少ない魔力でも相手と張り合えるように、自分用に瞬時に魔力補給できるものとか、魔法の研究してたら、国に拾われてね。

エレット

だから魔法の研究も好きだよ?だけどさ、あいつらは、強いやつがもっと強くなる方法にしか興味無い感じで。

エレット

私が目指してたのは、魔法の才能がない人も、充分周りと渡り合えることだったのにね。

エレット

だから物の発明は私の目指すものに近かった。誰でも扱えるやつ、みたいなさ。

...なるほど...

エレット

さて、私ばかり話すのは嫌だから、君も趣味について話してくれる?

エレット

自己紹介はいいとは言ったものの、趣味までは知らないしね。

えっ...えーっと...

絵...です...

エレット

へぇ...

な、なんですか、その反応...

エレット

いや、普通だなぁって

えぇ...

エレット

私には絵画の良さなんて分からんしなぁ

あっ...

(そりゃそうだ。この世界だと絵っていうのは普通絵画だよな...)

エレット

え、なに、絵画じゃないの?

エッ

エレット

えー、なにそれ、見せてよ

あっえっと...

エレット

...

バッ

あっちょっと!私のカバン!!

エレット

どれどれ...これは...本?

あっ

エレット

んー...書籍にしては薄い...?
...ん?

ま、待って、それは...!

エレット

...『執着皇太子は闇深従者を看病するようで

うわぁ!!やめろ!!▧すぞ!!!

エレット

ちょっ、物を投げるのはやめたまえ!!ここには重要なものが沢山あるって言うのに!!

エレット

...それにしても、これが趣味の絵?
変わってるねぇ

...

エレット

それにこの見た目、なんだか見た事があるけど...

...

エレット

なぁ、この表紙にいる二人の男、トネール様とグラソン様じゃ

よし、しのう
さよなら、はは

エレット

ちょっ、ちょっとちょっと!!
ここで自害はやめろって!!

エレット

違う!バカにしてる訳じゃない!!

...

エレット

むしろ、さっきのより全然良い...面白そうじゃないか!

...

エレット

これを私にも読ませてくれないか?

い、いやです

エレット

え、どうして

万人受けするものじゃないし...
しかも、そうゆうのが嫌いな人は嫌悪感とか...

エレット

趣味なんだからそんなの気にすることないさ!!

いや...そんな訳には...

(こいつ向こうの世界にいたら絶対検索避けとかせずに二次創作とか出してコメント欄で色々書かれそう)

エレット

それにもう興味を持ってしまったしなぁ...

エレット

あ、そうだ!

...な、なんですか

エレット

君、何か生活で不便だと感じることは無いかね?

え、えぇ?

エレット

その君のお悩みを解決できるような品物を私が作ってあげよう!

はぁ...

エレット

本来は代金を貰いたいところだが、私から持ちかけたことだし、この本を読ませて貰えば無償で!

(それは無償じゃない気がするが???)

エレット

なんでもいいぞ!なんでも!!

...

(そういえば...)

構図が上手くいかない...

うーーん...

ねぇ、美凪

美凪

どうしたの?

ちょっとベッドに座って

美凪

う、うん

そこに人が寝てると思って、寄り添う感じで、その寝てる人の顔に手を...

美凪

え...こ、こう?

うん!そのままそのまま

美凪

...

美凪

ねぇ藤、まだ?

ちょっと動かないで

美凪

う、うん...

美凪

...

よし!もういいよ

美凪

...

...あれ、どこ行くの?

美凪

首が痛くなっちゃったからお散歩かな!!

え?

美凪

ほんと、そのままの体勢で居させられるとは思わなかったからね!!
行ってくる!!

アッ(やっべ怒らせた)

...(これからも本は描きたいし...)

えーっと...

エレット

おっ!何かあるかい?

(そのまま言っても伝わらないよな...)

えーっと...ボタン1つで、向けた方向の景色を紙に写し取れるもの...とか?

エレット

ほうほう...了解!

エレット

随分具体的だな、まぁそちらの方が助かる!

エレット

じゃあこの本は頂くよ!

えっ、読んだら返して欲しいです

エレット

うーん、まぁいいけど

エレット

本は1回読んだら覚えちゃうしね!

お、おぉ...

エレット

じゃあ、そうゆうことで!!
もう帰っていいよ

は、はい

ヴァン

それにしても、随分時間がかかってましたわね?

まぁね、色々あって...

ヴァン

大変そうですわね...お相手がお相手ですから...

...

(スマホ頼めばよかったなぁ)

ヴァン

そういえば、来週はついに第1回目のテストですわね!

あぁ...うん...

はい.....!?!?

お腐り女子と夢見女の異世界転生

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