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目を閉じると、より敏感に風を感じる事ができる
頰をかすめる暑すぎず、冷たすぎない絶妙な温度
葉の揺れるカサカサとした音
本当に
良い天気の春の日だ
ケイティ
オリバー
ケイティ
オリバー
ケイティ
アルバート
ケイティ
アルバート
オリバー
アルバート
アルバート
オリバー
オリバー
アルバート
ケイティ
アルバート
ケイティ
オリバー
ケイティ
ケイティ
オリバー
ケイティ
ケイティ
アルバート
アルバート
オリバー
ケイティ
オリバー
ケイティ
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
このまま頷けば、多分まだ過去に囚われているやつだって思われそうだ
アルバート
オリバー
オリバーが、俺の顔を覗き込む
光の灯った紫と、すべての光を吸収するかのような黒がこちらの心情を読み取っていく様に感じる
アルバート
オリバー
オリバー
アルバート
オリバー
オリバー
オリバーはそう言いながら隣のベンチに座り、籠から水筒を取り出す
そして上に被せてあるコップを取り、水筒の蓋を開けて日の光を受けて赤く透き通った色をした紅茶を淹れていく
アルバート
オリバー
コップの中には、赤い紅茶がなみなみと入っている
オリバー
アルバート
オリバーからコップを受け取り、中に入った紅茶をすする
アルバート
オリバー
アルバート
ローズヒップティーの特徴は、酸味が強い事
朝とかは結構目が覚めるし、香りも楽しめて良いのだが
ケイティとの思い出から現実に呼び戻された今飲んでも
大事な人を失った酸っぱい思いが込み上げてくるばかりだ
オリバーの作ったローズヒップティーは、一番好きな筈なのに
どうしてだろう
あまり美味しくない
アルバート
オリバー
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
そんな筈はないと思った
でも、たしかに頰に紅茶より少し冷たいくらいの温度の液体が流れていく
どうしてだろう
オリバーの前では、絶対にケイティの事では泣かないと決めたのに
絶対に彼を傷つける事なんかしないって決めていたのに
止まらない、どんどん溢れていく
紅茶に波紋が見えた
ごめん、ごめん
過去に縋りついて泣くしか出来ない俺を
許してくれ
オリバー
アルバート
いつの間にかコップを傾けてしまっていたみたいだ
オリバー
オリバー
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
俺はオリバーの肩にもたれかかり、そっと目を閉じた
オリバー
俺は肩にもたれてすやすやと寝息を立てている青年に目をやり、そう呟いた
ボーッとしたをしてたから、眠気覚ましにローズヒップティーにしたのがまさか裏目に出るとは
甘酸っぱい恋の思い出にあいつが泣くなんて正直に言えば全く予測出来なかった
ケイティが死んで以来ずっと悲しみに暮れているのは知っていたが、泣いたのなんてケイティの家族から死の話を聞いた時だけだった
それからは、あいつなりに俺の前では平気そうにしていてくれた
オリバー
オリバー
オリバー
ケイティ
アルバート
ケイティ
アルバート
ケイティ
アルバート
ケイティ
ケイティ
アルバート
ケイティ
ケイティ
ケイティ
アルバート
ケイティ
アルバート
ケイティ
ケイティ
アルバート
そう言って俺はベッドに横になろうとする彼女を無理やり押し倒す
ケイティ
俺はそのまま彼女の言葉を無視し、彼女の唇に自分の唇を重ねる
ケイティ
ジタバタしていた彼女は大人しくなり、しばらく呆然としている様だった
その間に俺は彼女を思う存分に堪能した
肌は白く綺麗で、肩の辺りで切りそろえられた金髪は綺麗で、
彼女の唾液は、魔性の果実の如き、甘美だった
オリバー
アルバート
アルバート
アルバート
オリバー
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
アルバート
アルバート
オリバー
オリバー
オリバーは再びコップにローズヒップティーを入れて、渡す
アルバート
その味は、さっきのと比べると酸味が強くなかった
公園内
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
アルバート
オリバー
オリバー
オリバー
アルバート
もしもこの花を持っていけば、ケイティは喜ぶだろうか
だめだだめだ、もうケイティはいない
せっかくオリバーが気を遣ってくれているのに、いつまでもケイティの事ばっかり考えてしまう
アルバート
少しは、オリバーのためにも先の話や現在の話をしなければ
オリバー
オリバーは目を丸くして聞き返す
アルバート
オリバー
顎に手を当て、オリバーは嬉しそうに考える
オリバー
冗談っぽく笑い、オリバーはそう答えた
アルバート
アルバート
オリバー
アルバート
家
オリバー
アルバート
オリバー
オリバー
アルバート
アルバート
オリバー
何でだろう、少し胸がときめく
今までケイティのことしか頭に無さそうだったアルバートが、いきなりまた公園に行きたいなんて明るい事を言い出したからか?
きっとそうだ
でも、勘違いしたらいけない
アルバートの頭の中は、ずっとケイティだ
だって選んできたあの花、全部ケイティが好きそうなんだもん
アルバートは無意識でも、ずっとケイティのことを想い続ける
そこに俺の介入出来る部分は一切ない
アルバート
オリバー
オリバー
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
オリバー
アルバート
ラジオのチャンネルをいじっているアルバートを横目に、俺はキッチンへ歩を進めた