ドアの前で俺は
部屋を振り返った
部屋の中ではマナーモードにしておいた携帯が
振動を繰り返している
電話の相手は………見なくても分かった
俺は部屋に戻って窓などの戸締まりを確認した
携帯はいつまで経っても鳴り止まず
恐ろしくなった俺は携帯の電源を切った
そして眠れることなくそのまま朝を迎えた
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
俺は覗き穴から外を覗き
ドアの外に誰か隠れていないかと怯えながら
家を出た
家から駅までの道は
逃げるように走り抜けた
【社内】
後輩
後輩
谷島
谷島
後輩
後輩
谷島
谷島
谷島
後輩
谷島
谷島
谷島
後輩
後輩
谷島
谷島
後輩
【谷島のアパート:夜】
後輩
後輩
谷島
谷島
谷島
後輩
後輩
谷島
谷島
谷島
後輩
後輩
後輩
谷島
谷島
後輩
【谷島のアパート:夜中】
ドンドンドン!
谷島
後輩
その日夜中の3時過ぎに
大きなノック音で目が覚めた
谷島
後輩
後輩
谷島
後輩
谷島
後輩
その後もノックは鳴り響き、俺が布団を抜け出たところで
ようやく止んだ
そして今度は携帯電話が震え始めた
谷島
後輩がいたことで気が大きくなった俺は
電話に出た
谷島
声
谷島
谷島
そう言って俺は携帯を切った
後輩
後輩
谷島
後輩
谷島
俺は後輩に、トイレの落書きのこと
それから昨晩の出来事について話した
後輩
後輩
谷島
後輩
谷島
後輩
後輩
谷島
谷島
谷島
後輩
谷島
谷島
後輩
【翌日:社内】
谷島
谷島
谷島
谷島
【漫画喫茶】
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
谷島
俺は漫画喫茶を出てアパートに向かった
【谷島のアパート:外】
谷島
谷島
谷島
谷島
【2:58】
谷島
谷島
アパート前の物陰に隠れていると
あいつはその姿を現した
黒いジャージのズボンに
黒いパーカー
全身黒い服で身を包んだあいつは
パーカーのフードを被っていた
顔は遠くからでは見えない
そしてあいつの手には
黒い服とは対照的な白いビニール袋が握られていて
そのビニール袋からは
刃物同士が触れ合うような
カチャカチャという音が聞こえてきた
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続きが気になる〜〜応援してます^^