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5年前
僕は当時付き合ってた彼氏に
突然別れを
告げられた。
ころん
さとみ
彼に言われた言葉が
理解できない。
さとみくんは
何を言っているのだろうか。
僕はさとみくん以外と
幸せになる?
意味が分からない。
僕はさとみくんとじゃなきゃ
幸せになれないよ。
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
そう言って
僕の前から
突然彼は消えた。
お風呂から上がると
自分の携帯が
なっている事に気がついた。
僕は急いで
電話の相手を確認せずに
電話に出る。
??
そう言われて
電話が切れた。
僕は慌てて
適当な服を着て
家を飛び出す。
何が何だか
よく分からないが
今はとにかく
走って言われた場所に
行くだけだった。
そして僕は今
すごく気分が高揚している。
だってさっきの
電話の相手は
紛れもない5年前の
恋人のさとみくんなのだ。
5年ぶりに聞く
さとみくんの声は
前と変わらず
とても綺麗だった。
その後僕は
言われた場所に着くと
すぐにチャイムを押す。
そしてすぐに扉が開く。
5年ぶりのさとみくんだった。
前髪をいちごのゴムで
雑にくくられていて
古いスウェットを着ていて
額には冷えピタを貼っている。
締め切り前の漫画家
みたいだった。
さとみ
ドスのきいた声に
一瞬ビビってしまう。
バクバクする心臓を
無視しながら
僕は携帯の
着信履歴を見せた。
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ズルズルと扉に
もたれ掛かりながら
しゃがみこんだ。
よく見ると
さとみくんの肌には
汗が流れていた。
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
かなり落ち込んでいる
様子の彼に
僕は
ころん
と言って笑う。
どんな理由であろうと
顔が見れたのは
純粋に嬉しかった。
さとみくんは
ヨロヨロと立ち上がって
玄関付近に置いてある
財布を取りだし
万札を数枚
抜き取って
僕に押し付けてくる。
さとみ
さとみ
さとみ
軽く押されて
扉を閉めようとされたので
ガッと履いているスニーカーを
捩じ込んで止める。
彼が驚いている隙に
僕は家に侵入する。
驚きから怒りに表情を
変えたさとみくんが
睨んでくる。
さっきとは違い
全然怖くなかった。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみくんは
はぐらかしながら
さとみ
そう言って
ニコリと笑う。
僕は問答無用で
彼の部屋へと足を運ぶ。
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
僕は知ってるよ。
さとみくんは
僕以外のすとぷりメンバーと
よく会ってるくせに
僕の事だけは
避けてる事。
さとみくんは軽く
ため息をつく。
さとみ
ころん
さとみくんは
改めて
部下の人に解毒剤を
用意するよう連絡した。
お盆の帰宅ラッシュの影響で
高速が渋滞してるから
早くても3時間後に
到着すると言われた時は
かなり絶望した。
さとみくんの薬が
抜けるまでは僕は
彼と一緒にいなければいけない。
しばらくは
さとみくんの家の
ふかふかソファに
座りながら
テレビを見る。
するとさとみくんが
だんだん貧乏ゆすりを
し始めた。
最初は
そこまで気にしなかったが
どんどんソファが揺れだすので
テレビに集中できなくなってしまう。
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみくんの突然の
下ネタ祭りに
少々驚いたが
彼はいつも下ネタを言っているから
そこまで驚く事は
なかった。
さとみ
はっはっと
息を荒くしている。
僕が無理言って
居座らしてもらってるし
僕も男だから辛さは分かる。
ころん
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
しばらく頭を抱えた
さとみくんは
急にスマホを取り出した。
どうやら女の子のデリバリーを
するようだ。
僕は案内された
部屋に行って
バナナを食べながら
イヤホンを付けて
自分のYouTube動画を
見ることにした。
やがて
大きな足音と
バンッ!と
強い力で扉を閉めた
音がした。
僕は恐る恐る
廊下を覗き込む。
肩を落としたさとみくんが
平然とそこに立っていた。
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん