○○
え・・・??

○○
束縛する人・・・ですか?

元貴
うん。

○○
あまり・・・好きではないかもしれません。別れた彼みたいな人って事ですよね・・・?

○○
別れた彼の束縛は・・・自分勝手で辛かったです。

○○
愛されてると感じることも無くなっていって、なんで付き合っているんだろうって。

瞳に涙をためながら話す○○を見て元貴はスッと立ち上がり○○を後ろから優しく抱きしめた。
元貴
愛すよ

○○
え・・・?!

元貴
寂しい思いなんてさせない。○○ちゃんが受け止めきれない位・・・いつまでもいつまでも・・・僕が愛したい。

○○
なっ・・・何言ってるんですか?!元貴さんどうしたんですか?

○○
私元貴さんのこと何も知らないし、元貴さんだって私の事何も知らないし・・・いきなりそんなこと言われてもっ!!

元貴
知ってるよ。○○ちゃんは僕の事・・・表の顔を知ってる。

○○
え・・・?どうゆう・・・こと??

元貴
○○ちゃん。ちゃんと僕を見て?

○○は今の今まで気づかなかった『彼』が誰なのかやっとわかった。
○○
えっ・・・!!!
もっ・・・もしかして・・・

元貴
僕が誰か・・・わかった??

元貴はずっとかけていた黒縁の眼鏡をはずし○○にニヤッと微笑んだ。
○○
ええぇぇ!!!?ミッ・・・Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さん?!!!

○○
はっΣ(°■°)

○○は車でマネージャーが言った『大森さん』と自分がずっと呼んでいた『元貴さん』が繋がり目の前にいるのがMrs. GREEN APPLEの大森元貴だと今になって気づいた。
○○
嘘でしょ?!!えっ・・・??

元貴は椅子に座って動揺する○○の手を握り跪いて○○を見つめた。
元貴
○○ちゃん僕さ、車で○○ちゃんが悲しい顔してる時守ってあげたいって思った。

元貴
今日逢ったばかりで、確かに何も知らない。でも○○ちゃんの事僕がずっと守りたいって思った。

○○
元貴さん・・・

元貴
○○ちゃん、僕の傍にいて欲しい。
○○ちゃんが好き。僕に守らせて・・・?

元貴
○○ちゃんの事。
