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山の奥深く、大きな岩がある場所で
2人の少年が懸命に穴を掘っている
裕翔
貴志
貴志
貴志
今は夏休み、小学6年生の裕翔(ゆうと)は
同い年であり、母方のいとこである貴志(たかし)の家に
泊まりがけで遊びに来ている
裕翔
裕翔
貴志
貴志
貴志
貴志
裕翔たちは昨日、貴志の父方の祖父である
小十郎(こじゅうろう)の部屋で
何やら宝の地図らしきものを見つけた
そして、本当に宝があるかどうか確かめるために
地図が指し示すこの場所までやってきたというわけだ
裕翔
貴志
貴志
その時、貴志のシャベルに
何かが、カツっと当たる手ごたえがあった
貴志
裕翔
貴志
貴志は勢いよくその部分を掘り進める
裕翔
貴志
しかし貴志は、そこでぴたりと掘るのをやめ
その場に固まってしまった
裕翔
貴志
裕翔
貴志
裕翔
裕翔が貴志の手元を覗き込むと、そこには
明らかに人の頭蓋骨らしきものがあった
裕翔
裕翔
貴志
裕翔
裕翔
貴志
貴志
裕翔
裕翔
裕翔
貴志
裕翔
裕翔
裕翔
貴志
裕翔
2人の間に重い沈黙が訪れた
そして、先に裕翔が口を開く
裕翔
裕翔
貴志
貴志
裕翔
裕翔たちは、掘り返した穴をそのままにして
村へ戻ろうとする
貴志
貴志はポケットからスマホを取り出すと
カメラで穴の中の人骨を撮影し始める
裕翔
貴志
貴志
裕翔
裕翔
裕翔
裕翔
貴志
貴志は急いで人骨の撮影を終えた
貴志
2人は急いで山を下り、村の駐在所へと駆けこんだ
そこで、警官の理大(みちひろ)に
ふたこぶ岩の所で人骨を見つけたことを話した
理大
理大
貴志
裕翔
理大
理大
理大
貴志
貴志
机の上に置かれた紙に、貴志がしぶしぶ
住所と電話番号を書き込んでいると
平吉
平吉
そこに、村では偏屈なじいさんとして有名な
平吉(へいきち)が通りかかる
理大
理大
理大
平吉
裕翔
貴志
貴志
平吉
平吉
貴志
貴志は先程スマホで撮影した
人骨の写真を平吉に見せる
平吉
貴志
平吉
平吉
平吉
平吉はしかめっ面で去っていった
裕翔
裕翔
貴志
貴志
貴志
裕翔
裕翔
裕翔
すっかり暗くなってから、2人が家に戻ると
晴朗(はるお)が家の前で待ち構えていた
晴朗
晴朗
貴志
近所で農家を営む晴朗は数年前より
共働きである貴志の両親から
自分の子の面倒を見てくれと頼まれている
晴朗
晴朗
晴朗
晴朗
晴朗
裕翔
貴志
貴志
晴朗
裕翔
裕翔たちは事情を説明する
晴朗
晴朗
晴朗
貴志
裕翔
裕翔
貴志
貴志
晴朗
晴朗
晴朗
裕翔
貴志
貴志
晴朗
晴朗
晴朗
晴朗
裕翔
晴朗
晴朗
晴朗
晴朗
貴志
晴朗
晴朗
晴朗
貴志
裕翔
裕翔
貴志
晴朗
晴朗
晴朗
裕翔
翌日の朝、新聞を取りに行くのが日課の貴志は
いつも通り、家の郵便受けを開ける
貴志
そこには1枚の紙が入っており
真っ赤な字でこう書いてあった
『スマホに残った人骨の写真を消せ』
『そして昨日見たものは忘れろ』
『これ以上余計なことをすれば災いが降りかかる』
貴志
貴志
貴志
貴志
貴志