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如月拓篤
如月優子
如月拓篤
如月拓篤
私は真優奈が帰ってくるまで珍しく出掛けていた
真優奈が忘れた体操着を届けに学校へ行き
そこで偶然、隣に越してきた佐藤さんに会った
佐藤奈穂美
そこで息子の直貴君が真優奈と同じクラスになったことを知り
如月優子
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
その帰り道
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤さんのお誘いを受けることにした
とは言えまだ午前中
流石に早すぎると言うことで
一度、帰宅して昼食後に佐藤さん宅に集合することとなった
帰宅して直ぐ
休む間もなく掃除機をかける
有り合わせで適当に用意した昼食を掻き込み
如月優子
如月優子
もしかしたら夫が何か言ってくるかもしれない
でも今日は"予定"ができたのだから仕方がない
それに佐藤さん家はうちの隣
直ぐ隣だからそこまで時間を気にする必要もないのだ
如月優子
そう自分に言い聞かせ準備をして家を出た
如月優子
佐藤奈穂美
頂き物のお菓子を持参して佐藤さんの家へ
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
如月優子
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
佐藤さんは快く受け取ってくれた
如月優子
佐藤さんはご主人の転勤でこの街に越してきたのだが
昔この街に住んでいたことがあり
近くの高校に通っていたとのことだった
如月優子
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
最初は風変わりな人だと思ったけど
すごく明るく気さくで楽しい人なのだとわかった
そこから話は一気に旦那の愚痴大会になり
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤奈穂美
如月優子
如月優子
私も思わず愚痴をこぼしてしまった
夫の拓篤はとにかく細かい性格で
何かにつけて私のすることに文句を言ってくる
如月拓篤
如月拓篤
如月優子
如月拓篤
如月拓篤
如月優子
如月優子
如月拓篤
如月拓篤
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤さんは私の話に共感してくれた
それが嬉しくてつい
その他のことも少しだけ愚痴ってしまった
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
客観的に見ても夫の言動はおかしい
私が我慢し続ける必要なんてないんじゃないか?
佐藤さんの反応にそんな気持ちが膨らんでいく
夜のことも話そうかと迷ったが
流石にそんな話は……と出かかった言葉を飲み込んで
そこからは他愛ない話で盛り上がった
恋愛のことや結婚のこと
子供に関することなど話題が尽きることはなく
夕方近くまで話し込んでしまった
佐藤直貴
佐藤奈穂美
佐藤寛美
佐藤直貴
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤直貴
佐藤寛美
佐藤直貴
如月優子
佐藤奈穂美
如月優子
如月優子
如月拓篤
如月優子
如月拓篤
如月拓篤
夫にとって私はお気楽な専業主婦
家事以外にすることなどないと思い込んでいて
買い物の時間も私が真優奈に合わせて動けばいいと思っている
如月優子
如月拓篤
如月拓篤
如月優子
私の気持ちを無視しているのは夫の方なのに
私には趣味を持つことも許されていない
私にかかるお金を減らして真優奈のために散財する
毎月、渡される生活費はいつもギリギリ
それなのに
如月拓篤
如月拓篤
誰のせいでこうなっているのかわかっていない
如月優子
如月拓篤
如月拓篤
如月拓篤
如月拓篤
そんなことない
いつも私が我慢してきた
欲しい洋服も我慢して
食費を抑えるために値引き品を選んで……
如月優子
佐藤奈穂美
如月優子
如月優子
楽しい時間はもう終わり
また夫から嫌みを言われる現実が待っている
想像するだけでため息が漏れた私に
佐藤奈穂美
如月優子
佐藤奈穂美
佐藤奈穂美
如月優子
嬉しい
まだ知り合って間もないのに
佐藤さんの力強い言葉に涙が出そうだった
佐藤さん家の玄関を出ると
家の玄関前で困惑する真優奈の姿が見えた
如月優子
如月真優奈
如月真優奈
如月優子
直ぐに戻って鍵を開けると
干したままになっていた洗濯物を取り込んで
水切りかごに置きっぱなしになっていた朝昼の食器を片付ける
玄関の掃除はできていなかったが
如月優子
直ぐに冷蔵庫の中身をチェック
如月優子
冷蔵庫に残った食材を使い有り合わせでおかずの準備
如月真優奈
如月優子
如月真優奈
真優奈の言う通り
夫がこの洗濯物の山を見たら文句を言うに違いない
でも今ここに夫が帰ってきたら
如月優子
真優奈が進んで手伝ってくれたこともサボり認定して
私が何かする度に"専業主婦"と言う言葉で私を責める
如月拓篤
如月優子
帰宅した夫は開口一番
如月拓篤
如月拓篤
掃除していない玄関のことを聞いてきた
わざわざ床をチェックしてきたのか
少し不機嫌そうに鞄を床に投げる
如月優子
如月拓篤
そして洗濯物を畳んでいる真優奈の姿にため息を漏らし
如月拓篤
如月拓篤
如月優子
如月拓篤
不機嫌な態度のまま寝室へと向かう夫の姿を
如月真優奈
真優奈は呆れた顔で見つめていた