テラーノベル
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―――既に「あの晩」から、 数週間が経とうとしていた。
どの晩だって?それは…あれだ。 俺がふたりに抱きすくめられ これでもかと愛を注ぎ込まれた、 「あの晩」だよ…!
結局あの後 気まずくなることもなく、
むしろ肉体とココロに 強い繋がりが できたのだ。
俺はそれを 大変嬉しく思っているし、
このままこの三人なら、 上手くやっていけると 信じられるようになった。
…………しかしイタ王は、 そうもいかなかったようだ。
日帝
ナチス
俺たちは台所にて、 冷めてしまった夕飯と おそろいのマグカップに サランラップをかける。
日帝
日帝
そう呟くと、先輩は黙って ペールレッドのカップの 縁をなぞった。
イタ王は長年、 外交官の職に就いているそうだ。
言葉巧みに、 持ち前の明るさを活かして 上手くやっているそうだが…。
…一昨日出張に行ったきり 帰っていないのだ。
イタ王
日帝
片付けものが終われば、 寝る準備をしなくては。
俺は洗面台に三つ並んだうちの 真ん中の歯ブラシを取る。
一番右は………イタ王のだ。
ナチス
ナチス
日帝
ナチス
日帝
ナチス
俺がビクッ、と 肩を震わせた事に気づき、 先輩は力なく謝る。
だがその、 吊り上がった眉が…
「納得いかない」
と言っているようで、 仕方が無くて。
日帝
俺は口の中に残る 異物感をすべて吐き出し、
先輩の手首を掴んだ。
ナチス
日帝
ナチス
日帝
深夜の住宅街ともあろうことか ギャーギャー騒ぎ立てる先輩の 腕を引き、
俺はずんずん 前へ進んだ。
ナチス
ナチス
ナチス
日帝
日帝
日帝
ナチス
俺は振り払おうとする 先輩の手を まだ引っ張りながら、
改札口に――――
―――――ポロン。
高くて、繊細で、軽快な打楽器の音。
誰かがこの駅のホールにある、 グランドピアノを弾いているんだ。
日帝
俺でも聞いたことがあるほど 有名なはずだが、 題名が出てこない。
日帝
日帝
ドンッ
そう踏み出した俺の前に 先輩が立ちふさがり、
ナチス
日帝
先輩は俺の手首を掴んだ。
日帝
ナチス
先輩は惹き寄せられるように 迷わず駅内を走る。
俺はそれに、 わけも分からずついていく。
―――なんと。
日帝
グランドピアノを 弾いていたのは、
紛れもなく 俺の同居人だった。
コメント
11件
イタ王さん2人から「連絡ぐらいよこせ!」って怒られそう(?)あの楽譜の曲弾いてるのかな…?日帝さんが聞き覚えがあるってことは2人に披露したことがあるとか…?
ピアノも弾けるのですか、、!
イタ王が弾いてる曲はイタ王の部屋にあった楽譜かな?