/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
終わってほしかった。
何もかも、全部。
もう疲れた、
いつものように、喧嘩。
俺たちに迷惑かけないでほしい。
そう思いながら、毎日、過ごしている日々だった。
まだ幼い弟に、こんな家の姿を見せたくなくて、
ヘッドホンで耳を塞いで、アイマスクで目を隠す。
弟には、何も聞かせない、何も見せない。
そして、弟の傍にいること。
俺は、それだけを大事にしてた。
だからこそ、弟に、母さんの死体を見せたくなかった。
弟は、大泣きしてた。
俺も、泣きそうだった。
弟にこんな家族の姿を見せたくなかったから。
父さんは、ナイフを持って、母さんは、倒れて、
生臭い血が、家の中に充満して、
初めて、弟に、今の家の現状を見せた。
汚い家、母さんの死体、父さんの怒り狂った顔、そして、俺の絶望して泣きじゃくった汚い顔。
弟は、こんな家族と家を見て、何を思ったのだろうか。
︎︎
そして今、俺は父さんに暴力を振られている。
弟は、変わらず、ヘッドホンで耳を塞いで、アイマスクで目を隠す。
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
これも全部、弟のためだ…
俺が、我慢しなきゃ、、
︎︎
ﾎﾞｺｯ
︎︎
俺が、、我慢しなきゃ…
︎︎
︎︎
俺が＿
︎︎
ﾊﾞﾀｯ
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
必要…?
︎︎
︎︎
なんで、心の中の声が…!!
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
＜＿＿＿＿＿＿!!
＜＿＿＿ちゃん!!
＜＿兄ちゃん!!
＜お兄ちゃん!!
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
ｶﾞﾗｶﾞﾗ((扉開
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
ｶﾞｼｯ((頭掴
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
ﾄﾞｻｯ((ベッドから落ちる
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
ﾊﾟｻｯ((手放
︎︎
︎︎
ｷﾞｭｯ((抱
︎︎
︎︎
︎︎
ｶﾞﾗｶﾞﾗ((扉閉
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
早く、この地獄が終わってほしい
もう…
疲れたんだ…
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
