エミさんが新作の爆弾を試すと 言って飛び出して行った
自分で作った自作の爆弾を使って
自爆特攻した
エミさんの爆弾は強力で、 あたり一体の敵は飛び散った
チーノが大国と貿易の話をしにいった流石詐欺師だった。
この戦争を辞めるように 交渉しに行った
詐欺師というのは 最終的に捕まるもの
チーノは戻ってこなかった。
戻ってきたのは、
チーノの 訃報だった
ショッピが 『コネシマに矢を当てるため』 と弓の練習をしにいった。
コネシマにおもちゃの 矢を当てる練習台に敵兵を使った
ショッピの後方からの サポートは流石だった
だが敵兵が
我々兵を肉壁として使い 、
動揺したショッピは
銃殺された
みんな、仕事を果たした。
我々国幹部として、
ふさわしい死だった
しんぺい神が薬を作った 調合を間違えたと言っていた
しんぺい神が治療薬を調合していた
医務室が爆発した
敵国のスパイに薬の中身を 入れ替えられていたようで
化学反応で爆弾を起こした
そこには怪我を負った 我々兵が沢山いたらしく
大人数死んでしまった
『ごめん…調合… 間違えた…』
自分のせいだと思って しんぺい神は死んで行った
ゾムが戦場の真ん中に立ち、 悪魔のような笑みを浮かべながら 多量の血飛沫を浴びた。
仲間が死んでいく様子を見たゾムは
このままじゃマズイと思い
1人で敵国に乗り込んだ
ゾムは
敵兵を全員倒した
だが、
自兵に敵国のスパイがいたらしく
殺されかけた
本来のゾムなら返り討ちにすることは 容易だったと思うが
体力の限界だったらしく
瀕死までもっていかれてしまった
ゾムは高笑いをし
『俺、頑張ったよ…!』
と言い放ち
大量の血飛沫を 浴びて 死んで行った
ロボロはいつもの天の声で みんなの士気を上げていた 流石だった
我々兵に指示をだしていたところ
襲撃され、
その音声を
我々兵に流してしまった
あまりの惨さに
戦意を失いかけた我々兵に、
『戦意を…捨てるな 我々兵!!!!!』
『俺たちが生まれ、育った国を 守れ!!!!!』
『国に残った幼い命を… 家族を…守れ!!!!!』
『俺たちが…武器を 置いていいのは』
『この戦争に 勝った時のみ!!!!』
『せやから…』
『武器を取れ!!!!! 我々兵!!!!!』
この言葉が
この声が
あの天の声が
我々兵の気持ちを1つにした
『・・・・・勝ってな』
と、やわらかくあたたかい 一言を残し
天の声はもう 聞こえなくなった
シャオロンは天の声の護衛をしていたロボロと話すのが楽しみなのか 目がキラキラしていた
天の声の護衛として ついていたシャオロン。
相棒のそばにいれることが嬉しいのか
どことなくソワソワしていた
そんなとき、
天の声の部屋に 大量の敵兵が攻めてきた
1人で血塗れになりながら 多半数倒した
だが、大量すぎたために
天の声への攻撃を 許してしまった
敵兵を全員倒し、
天の声の最後の一言を聞き届け
『俺がおらんと、 寂しいやろ…?』
と
相棒と手を繋ぎ 寄り添うように 死んだ
みんな、みんな、
笑顔だった。
みんな、幸せそうに死んでいった。
兄さんがいつも送ってくれる手紙に ''紙が貴重な場所に行くから もう手紙を送れないごめん'' と書いてあった
兄さんは敵兵に人質に 取られてしまった
「手紙を書いて助けを呼べ」
と指示をうけたが
兄さんは助けではなく
『もう手紙を送れないが こちらは大丈夫だ』
という旨の手紙を送った
誰も気付かなかった
特殊な方法で 読めるようになる字が書いてある なんて
兄さんは誰にも気付かれず、 死んでいった
鬱先生はいつものように サボって観光客にいじめられていた
鬱先生はいつものように フラっと街に遊びに行っていた
仲間が死んでしまったストレスを 発散できるならいいであろうと
特に咎めもしなかった
だが、
バッタリ観光客と あってしまった
鬱なら全員ギタギタにできるはずだが
生きる希望を無くしていたのか
あっけなく死んだ
声をあげず、抵抗もせず、
なすがままに死んだ
ひとらんらんは畑を 荒らされて怒っていた
ひとらんは、
いつも通りだった
こんな時でも畑の手入れを忘れず
本当に畑を愛しているのだと思った
そして
死ぬ時も畑の傍だった
後に肥料となるだろう
ひとらんらんの死に場所は ここでよかったのだろうか
みんな、いつもどうりだった。
みんな、普段通りで少し予断していた
コネシマはいつものように煩かった
普段通り明るく振舞っていた
いや、
普段より明るかった
俺らに心配をかけないようにか
自分の心に暗示をかけているのか
本当に、普段通りだった。
明るい、高めの声で笑い
テンションが高く、
何かを早口でベラベラと話していた
だが、目に光は入っておらず
目の前の闇に絶望 しているようだった
死ぬ時は、どことなく 嬉しそうだったのを知っている
アッチで幸せになれるといいな。
オスマンは隣国で甘いものを 提供されていた
隣国に援助を求めに行ったオスマンは
お茶菓子に 毒を盛られ死んだ
隣国の給仕係に敵国の スパイが紛れていたようで
苦しみながら、もがきながら死んだ
大好きな甘いものに盛られたらしい
どこで情報が盛れているのか 知らないが
迂闊に行動してはいけない
と、教えてくれたようだった。
トントンだけはずっと俺の近くにいた
トントンは俺の制御役兼護衛として
ずっと着いてきてくれた
トントンは俺を 庇って死んだ
敵国の総領がわざわざ 出向いてくれたらしい
敵国の総領は本当に強かった
あの書記長とほぼ互角だった
俺も参戦したかった
書記長に口酸っぱく言いつけられて しまったから動けなかった
目の前でトントンの腕が飛んでも
トントンの左目が切られても
俺への攻撃を全て防いでくれた
結果は相打ちだった
敵国の総領もトントンも同時に倒れた
俺は総領にトドメを指し
トントンに近付いた
『終わった…な…』
『そうだな。』
『被害、エグいなぁ…』
『・・・・・そうだな。』
『僕ももう…ダメですわ…w』
途切れ途切れで君は言う
『・・・総領でしょう…?アンタw』
『・・・・・・ああ。』
『なら…』
『泣かんといて…?w』
俺はトントンを直視出来なかった
泣いてることがバレてしまうから
本当は
仲間が一人一人居なくなっていく事に
誰よりも恐怖を感じて いたのは俺なんだ
『・・・・・無理だろう』
『・・・・まぁ、せやろな』
『お前の、勝ちや…グルッペン。』
『やから、』
『俺らの分まで… 生きてな。』
そしてトントンは息絶えた
みんなみんな、居なくなった。
勝ったのに、勝ったはずなのに、
心にはぽっかりと穴が空いていて、
何をしても埋まらなくって、
俺も死んでしまいたかった
あの日々が楽しかったのは
輝いていたのは
アイツらがいて こそだったから
でも、相棒にあんなこと言われたら
そう簡単に死ねない。
もう戻ってこないあの日々を
煌びやかな日々を
俺は忘れはしないだろう
嗚呼
今日もまた、
静かな日が訪れる
コメント
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諦め降参しても仕方ない状況の中兵士、幹部らは自分の力が尽きるまで戦い被害は膨大であったが結果的には総統の命を守り抜いた だからこそ窺える総統への強い忠誠心 ...涙腺逝ったわ
泣きました…。・゚ ꜀( ꜆>ᯅ<)꜆゚・ 主様流石です✨ 敵兵○しに行きましょう…
涙堪えてたのに、解説編で泣いた…皆、タヒんだのに、誰にも頼れなかった、grは、ずっと、何を考えていたのかな、