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佐野 万次郎

壊すってどうするんだ?

愛凪(えな)

んー、なんでもいいや

佐野 万次郎

なんでもって…笑

佐野 万次郎

愛凪は最悪な殺人犯だな笑

愛凪(えな)

既に殺人犯の万次郎には言われたくないかなー?笑

佐野 万次郎

ふはっ笑

愛凪(えな)

それで、どうしようか

佐野 万次郎

んー…

愛凪(えな)

万次郎はさ、17歳の時どうやって人を殺したの?

佐野 万次郎

あの時は…爆弾だったかな

愛凪(えな)

爆弾?!

佐野 万次郎

あぁ

愛凪(えな)

そんなのどうやって…

佐野 万次郎

簡単だよ

佐野 万次郎

材料もそこらにあるもので作れるし、火薬も簡単に手に入る

佐野 万次郎

まぁ、単体だと威力は落ちるかもだけど笑

愛凪(えな)

いいね、作ろう

愛凪(えな)

爆弾

佐野 万次郎

そうだな、作ろう

きっとこれは"普通の人間"では 到底理解できない

私達"狂人"が目指す世界。

愛凪(えな)

これとかどう?

佐野 万次郎

もうちょい太い方がいいかも

愛凪(えな)

これとか?

佐野 万次郎

あぁ、それ

このまま2人、何処か遠い遠い場所へ

愛凪(えな)

それじゃ、これください

モブ

こんなにたくさん…何に使うの?

佐野 万次郎

親戚で花火するんです

モブ

まぁ、素敵ねぇ

愛凪(えな)

2人きりの世界へいこう。

愛凪(えな)

最初、どこを爆破させる?

佐野 万次郎

愛凪はどこがいい?

愛凪(えな)

んー…

愛凪(えな)

最初だし、なるべくたくさん…目立つ場所がいいな

佐野 万次郎

それじゃあやっぱり

愛凪(えな)

東京…

終わらない夏を信じて

佐野 万次郎

あぁ笑

愛凪(えな)

うん、そうだね、東京…良いかも

佐野 万次郎

だろ?

愛凪(えな)

うん

佐野 万次郎

いつにする?

愛凪(えな)

んー

愛凪(えな)

いつでもいいや

佐野 万次郎

飛行機のあきは…明日でもあいてるっぽい

皆が明日を描くのなら、 私達は昨日を描こう。

愛凪(えな)

じゃあ、明日にしよう

愛凪(えな)

明日の昼間

愛凪(えな)

人が1番多い時に

佐野 万次郎

だな笑

きっと世間じゃ理解されない

愛凪(えな)

万次郎

佐野 万次郎

ん?

愛凪(えな)

大好き

佐野 万次郎

俺も

愛凪(えな)

ふふっ笑

けど、大丈夫。

私は貴方なら信じられる。

佐野 万次郎

あ、見ろよ

佐野 万次郎

愛凪(えな)

わぁ……綺麗

愛凪(えな)

星って寒いところの方が綺麗だと思ってたけど、ここは空気も澄んでる

このまま明日の来ない場所へ

佐野 万次郎

天の川も綺麗だな…

愛凪(えな)

万次郎

佐野 万次郎

ん?

(愛凪が万次郎の唇に唇を重ねる)

貴方の横顔越しに 星空を永遠に見れる国へ

ピー…

愛凪(えな)

(鳥……)

佐野 万次郎

あの鳥、青くないか?

愛凪(えな)

本当だ…

佐野 万次郎

青い鳥は幸せを運ぶって昔、エマがいってた

愛凪(えな)

それじゃあ、私達は真っ赤な鳥だね

佐野 万次郎

…そうかもな笑

永遠にさよならの来ない場所へ

貴方と何処までも飛んでいきたい。

まもなくこの飛行機は着陸します

お降りのお客様は……

愛凪(えな)

着いた…

佐野 万次郎

あぁ、着いたな

愛凪(えな)

飛行機の検査…上手く掻い潜れてよかった

佐野 万次郎

何度もしてるベテランだしな笑

佐野 万次郎

愛凪(えな)

万次郎?

佐野 万次郎

なぁ、愛凪

愛凪(えな)

ん?

佐野 万次郎

雲ひとつない空だな…

愛凪(えな)

私達が計画を実施するのにぴったりの日だね笑

佐野 万次郎

……

佐野 万次郎

愛凪

愛凪(えな)

ん?

佐野 万次郎

太陽…寂しそうだ

愛凪(えな)

佐野 万次郎

あんなに広い場所で誰も居ないのに…輝き続けるなんて

愛凪(えな)

万次郎…

愛凪(えな)

大丈夫

愛凪(えな)

私がいる

佐野 万次郎

…そうだな笑

そう、貴方となら大丈夫

私と貴方なら大丈夫。

愛凪(えな)

…いこう、万次郎

佐野 万次郎

あぁ

さぁ、始めよう

私達の一世一代の物語を。

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