【僕と兄さんの関係、｛小湊家の話｝】

俺の名前は小湊奏

元組織の同僚、カリンにしがみつかれ 瓜生君にめちゃくちゃ圧をかけられている、元殺し屋の半グレだ

前回、俺達は組織の刺客である古明治虎狛を仲間に加え、貴凛町へと辿り着いた

何故こうなったかを軽く説明すると、

俺の居たCODE-ELという殺し屋組織で内部抗争がおき戦争になっているからだ

新トップとなった銀田栄角が、俺達毛利班の粛清に動いているらしい

ちなみに今の俺は組織を抜け半グレとして生きているが、その所属した半グレ組織でも戦争中…

危機迫る中、俺は数少ない毛利班の助っ人としてこちらに足を運んでいる

そして今この状況はというと、貴凛町にある隠れ家に来て瓜生君達と話しているという感じだ

なんだか抗争に巻き込まれている人達の空気ではないように感じる

まぁそれが元毛利班のいいところだけれどね…

しかも俺の場合はほとんど戦力外になる、

何故なら、俺はもう一つの戦争にも協力をしないといけない…

羅威刃と京極組のおこす京羅戦争… そしてこちらの内部抗争による 銀田派と毛利班のCODE-EL戦争

俺も瓜生くんのいいたいことは十分理解できる…

実際俺も、ただ家族と共に暮らしていたい…それだけなのに

ひたすらにそんな来るはずもない平和を想像していても、この戦争が現実を突きつける

こんな世界に腸が煮え繰り返りそうだ…

そう思っていた時だった

そう言い残して、俺はアジトを後にした

だがその頃、羅威刃の本部ではこんな話があった…

兄がとある暗殺依頼を受けることになる

その後の起きる惨劇のことを、俺はまだ知る由もなかった____