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・微学パロ ・死、病気ネタ ・医療に関して素人の為、不自然点有
目黒
俺は目黒蓮。 親が小さい頃に病死し、孤児院で育ってきた。
向井
こいつは向井康二。 こいつも小さい頃に親を交通事故で無くして、親戚の家で育ってきたらしい。
俺らは奇跡的にも出会い、 今日まで一緒に過ごしてきた。
向井
目黒
向井
目黒
目黒
向井
目黒
向井
目黒
向井
目黒
週末。康二からLINEが届いた。
目黒
向井
向井
目黒
目黒
目黒
公園のベンチに座っていた康二が振り返る。 その瞳は涙で滲んでいて、頬は濡れていた。
目黒
向井
話を聞くと…
目黒
気管支に関する病気で、治ることは難しいらしい。
俺はそっと康二の頭を撫でる。
目黒
向井
あー…更に泣いちゃった…
それから俺らは狂ったように一緒に行動した。
二人で学校には休学届けを出して、 コツコツ貯めていた貯金でいろいろなところに飛び回った。
向井
海の見える崖で、俺らは並んで寝転ぶ
向井
目黒
向井
向井
"蓮くんがいい。"
目黒
康二はゆっくり起き上がって俺の手を引く
目黒
康二は俺の腕を握ったまま、崖の縁に立って振り返る
向井
向井
康二は俺の手を自分の胸に当てて、
向井
目黒
声が掠れて出なかった。
康二が、そんなこと考えてたなんて。
目黒
俺の手を握る康二の手が震えている。
そりゃそうか。 "死"ってのは、それだけ恐ろしいものだ。
俺は、そっと康二を抱きしめる。
目黒
目黒
目黒
目黒
目黒
俺は、康二の返事を聞く前に、 康二の体を抱きしめたまま宙に身を投げた。
海の表面に体が当たる前。 康二は俺の耳元で囁いた。
向井
その瞬間、俺の意識は途絶えた。