ある夏の蒸し暑い日。 朝っぱらから、僕達佐藤一家は、キャンプに出掛けた。 着いてから、その場所のきれいさにびっくりした。 昼間は虫とりをした。大きなクワガタもとれた。その大きなクワガタを母親に見せに行こうとしたそのとき。背後に何かの気配を感じた。なぜかはわからないが、冷や汗が止まらない。おそるおそる振り向いてみると、そこには、なにもいなかった。 なにもいなかったことに安心を覚えたのも束の間。今度ははっきり、耳元で、女の声が聞こえた。 さすがに気味が悪いので、すぐにその場から離れた。
夜。星が綺麗なので、よく見える所に移動した。 流れ星がながれた。でも、その流れ星は、だんだん近づいてくる。そして、おとうさんをつれていった。
父親
うわぁぁぁぁぁ!!たすけてくれぇ!お母さん❗
母親
…………
母親は、愕然としていたが、突然泣き崩れた。
母親
どっ、どっ、どうして、
母親
どうしてなの。。、間違えてるじゃない。
僕
ん?どういうこと?
母親
あっ、、、
僕
正しいよ?
母親
ああ。もういうしかないわね。
僕
え、あ、うん。
母親
実はね、今日はね、ここであなたを連れていってもらう予定だったの。
僕
は?僕?
母親
ええ。
僕
は?どういうことだよ!
母親
あなたは最近おかしいのよ。15歳なのにね、急に3歳児のようになったり。
僕
え?大丈夫か?
母親
でも、、、どうして間違えたの…!?
謎の人物
間違えてなんかいない。おかしいのは、お前だ。夫と息子を間違えている。今お前が話していたのはお前の夫だ。つれていかれたのは、お前の息子だ。
母親
え…?
謎の人物
まぁ、夫よ。そいつの対処は任せたぞ。
僕
え、あぁ。はい。
僕
で、あの…
謎の人物
ん?なんだ?
僕
女性は…?あの、虫とりしてるときに僕に話しかけた……
謎の人物
は?だれだそれは。そんなものは派遣していないぞ。
僕
え……!?
女
ねぇ……遊ぼ?
僕
嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ………嫌だ
女
ねぇ………遊ぼ?