僕は君を記憶から消したい
僕は君の歌を聞きたくない
なぜなら
また君を好きになってしまうから
初めて君の歌を聞いた時
心が晴れたような気がした
それから
君の新しい曲が出るたびに
僕は君の曲を何度も聞いたよ
ずっと暗かった心が
どんどん晴れていく気がして
でもある日
君のリスナーさん同士で
争ってるのを見たよ
凄く嫌だった
自分でも分からないけど
突然君の事が好きではなくなった
本当によく分からなかった
なんで君を好きじゃなくなったのか
ずっと考えてた
でも諦めた
なんど考えたって分かるわけないから
それから君の曲を聞かなくなった
心も君の曲を聞かなくなってから
また暗くなっていった
ある日
君の曲がおすすめに乗っていた
僕の手はしばらくの間
君の曲の上で止まっていた
その曲は
僕が初めて
君の曲を聞いた曲だった
いつの間にか僕の手は
君の曲を再生していた
君が歌い始める
どこか懐かしいリズム
僕は手で自分の顔を隠しながら
泣いていた
懐かしくて
懐かしくて
また好きになっちゃいそうで
またか君を推したくて
君の曲が終わっても
僕は泣いていた
泣いたら
少しだけスッキリした
それから僕は
君が辞めるまで
君のことをずっと推し続けた
君は僕の恩人であり
僕の推しだ
コメント
17件
なんか感動😭
…なんでこんなに話の内容が作れるの…(´;ω;`)
ん?...あ、私の好きなボカロ作った人と私が巡りあったみたいな話やん