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コメント
11件
ヘタリア.....?(ヘタクラ民)
誰も触れてないけど、題名も面白いですよね…! リタルダンド(=rit)=音楽記号でだんだんゆっくりってことですよね、?多分 (その意味がなかったらすみません!)
途中で出てきた2枚のイラストがかっこよすぎた……
時はさかのぼり、玄関を手榴弾で爆発させたころ。 イタリア達は威勢よく別荘の中へと入っていった。
イタリア王国
イタリア社会共和国
イタリア王国
イタリア社会共和国
満洲国
大日本帝国
大日本帝国
満洲国
※戊辰戦争、その他諸々
彼らは怖がる素振りも見せずただ進んでゆく。
彼らの目的は、..."あいつ"だ。
ハンガリー国民統一政府
ハンガリー王国
そうハンガリー兄弟が零すと、日帝がすごい形相でそちらへと歩いてゆく。
大日本帝国
満洲国
大日本帝国
満洲国
ヴィシーフランス
ヴィシーフランス
セルビア救国政府
クロアチア独立国
セルビア救国政府
クロアチア独立国
みんながざわざわそわそわしている中、イタリア社会共和国は黙って物音がしたであろう方向のドアのノブに手をかけた。
イタリア王国
イタリア王国
イタリア王国がイタリア社会共和国を押しのけ、前に出る。
広くて暖かい暖炉の部屋。 ソビエト社会主義共和国連邦と枢軸各国は、遂に鉢合わせた。
ソビエト
ソビエト
全身の毛が逆立つように、ぶるっと震える。 彼はイオ達を嘲笑うように口角をあげた。
イオ達であるのがわかっていたように、 イオ達でないことを祈っていたような彼の態度は、イオの心の何かをひっかいた。 ...あぁ、今にも爆発しそうだ
ルーマニア王国
ブルガリア王国
ソビエト
彼はにこっと笑って見せた。 だけど殺意が隠しきれていない。きっと、俺達の要望を予測出来ていてあの態度なのだろう。本当にイライラする。
セルビア救国政府
その瞬間、ソ連の顔スレスレに弾丸が飛んで壁に銃痕がつく。
イタリア王国
イタリア社会共和国
彼は次の弾がいつでも打てるように構える。 イタリア王国は、その前に立ってジェスチャーで”撃つな”と示す。 だが、イタリア社会共和国はそれに従うつもりはなさそうだ。
ソビエト
ソビエト
ハンガリー王国
ソビエト
ソビエト
ソビエト
刹那、 イタリア王国は、光の速さで銃を手に取ってソ連の胸元めがけて打ち込んだ。
まともにエイムをあわせずに撃ったとは思えない正確さであったが、ソ連はそれに瞬時に反応し、金色の鎌で弾をはじいた。
イタリア王国
イタリア王国
彼はそれを聞いて、いきなり心底失望したような表情に変わった。
ソビエト
ソビエト
ヴィシーフランスがイタリアの袖をつかむ。 暖炉の部屋の筈が、この部屋の空気は冷めきっていてこのままでは風邪をひいてしまいそうだ。
イタリア王国
イタリア王国
ソ連は食い気味に言った。
ソビエト
ソビエト
ソビエト
ソ連の声には震えがうかがえた。
ソビエト
ソビエト
大日本帝国
大日本帝国
満洲国
満洲国
満洲国
ヴィシーフランス
ヴィシーフランスが、ワインの瓶をソ連の頭目掛けて投げる。
それが、ソ連の正気をぷつんと断った。
次ヴィシーフランスがまばたきしたとき、 ヴィシーの視界にはこちらに向かって槌を振りかざすソ連が見えた。
ベーメン・メーレン保護領
ナチ占領下オーストリア
ベーメン・メーレン保護領
ナチ占領下オーストリア
ベーメン・メーレン保護領
とりあえず闇雲に雪の森を歩いた結果、案の定迷子になった。 大声を出しても何もない。歩き続けるたび疲労が増して、今はもう大声で叫ぶ気力も残っていない。
ベーメン・メーレン保護領
アルバニアは頷いたが、それはとても小さく弱々しいものだった。 僕は僕たちの終わりをなんとなく感じた。
ナチ占領下オーストリア
ナチ占領下オーストリア
オーストリアが膝を地面について倒れた。
ベーメン・メーレン保護領
ナチ占領下オーストリア
ベーメン・メーレン保護領
突然、オーストリアの目つきが変わった。
大きく目を見開いて、絶望に染まっていった。 幻覚でも見ているのだろうか?
ナチ占領下オーストリア
ベーメン・メーレン保護領
ガンッッッッ!!!と鈍い音が響く。
急に頭が熱くなって、僕は地面に倒れ込んでしまう。 頭からは生ぬるい液体がどくどくと肌をつたって気持ち悪い。
何だ、何が起きた?
何が起きたのかわからないが、僕達に危険が迫っているという事だけは理解できた。 僕は力を振り絞って皆の方を見上げた。
ベーメン・メーレン保護領
僕の頭を誰かが殴ったらしい。アルバニアはその人物と思われる方向にナイフを向けていたが、グルがいたらしく、アルバニアは背後の人物に気づかないままパイプで殴られて倒れ込む。
まずい、残るのはオーストリアだ、 オーストリアを独りにさせちゃ駄目だ、僕が守らないと。
ベーメン・メーレン保護領
きっと、チェコスロバキアなら、枢軸の皆なら、 ....ナチスなら。
痛みなんてものともせず、ただ一つを思って瞬時に立ち上がり敵にヘッドショットを決め込むだろう。
だけど、僕には無理だ。
痛くて、身体に力が入らなくて、立てない。 むしろ、今すぐにでも眠ってしまいそうだ、意識が薄れる。
敵がオーストリアめがけてパイプを振り上げる。 だめだ。とめないと
ガンッッッッ!!!!
嫌な音が聞こえた途端、僕は脱力した。 視界がまっくらになった