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ガンッッッッ!!!!

刹那(鬼)

っ、(ザッッ…

堕姫

(ジャリッ…

刹那(鬼)

(なんつー威力………)

刹那(鬼)

(まぁ…上弦の陸だし……)

刹那(鬼)

ここまでは想定内…か、

堕姫

何をブツブツ喋ってんのよ

堕姫

ほんっとう……

堕姫

"そっち側"の奴は癪に障るわね(ビキッッ

刹那(鬼)

刹那(鬼)

なら聞くけど…どうして堕姫ちゃんは人を襲うの?

堕姫

は?

堕姫

そんなの、鬼なんだから当たり前じゃない!

堕姫

アタシ達は人間を襲う、というより食事をしてるだけよ!

堕姫

アンタ達だってそうでしょう?動物を殺して自分たちの腹を満たしてる

堕姫

それの何がいけないの?

堕姫

人間は許されて鬼は許されないのっておかしな話じゃない?

刹那(鬼)

堕姫

はっ、図星?

堕姫

この世はそうやって成り立っているのよ、弱いやつは強いやつに喰われて新たな強者を生み出す。

堕姫

そうでしょ?(ヒュンッ

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

(おーん…どうしよう本当にその通り過ぎて何も言い返せないや…)

刹那(鬼)

うーん…

刹那(鬼)

まぁ、確かにねぇ(ガキンッッ

刹那(鬼)

堕姫ちゃんのその思考は正しいと思うしその通りだな、って納得もいったよ

堕姫

でしょう?なら

刹那(鬼)

でも

刹那(鬼)

だったら当たり前に自分の仲間を護ろうとするのも一種の食物連鎖の中で当たり前に起きる事

刹那(鬼)

だからボク達はボク達の中でも力を持つ者が率先して仲間を護る、

刹那(鬼)

それも堕姫ちゃんが言ってることの中に入る"当たり前"だとボクは思うよ

堕姫

刹那(鬼)

だからこうしてボク達…敵同士が殺り合うのは必然で当たり前のこと。

刹那(鬼)

悪いけど君の首はボクが斬り落とさせて貰うよ。(チャキッ

堕姫

やれるもんならやってみなさいよ

堕姫

アンタみたいな弱虫にアタシの首なんて斬れないわ!!!(ヒュンッッ

刹那(鬼)

っ、(ガキンッ!!!

堕姫

アンタ、血鬼術が使えるみたいね

刹那(鬼)

うん、そうだよ

堕姫

でも呼吸は使えないでしょ?

堕姫

そんなただの日輪刀じゃ首を斬る…いや、狙う事さえ出来ないわ!

刹那(鬼)

堕姫

惨めよねぇ、呼吸が使えない鬼殺隊士なんて生きてる価値無いわ!キャハハ!!!

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

まぁ、ごもっともだね

刹那(鬼)

でも…(ジャリ…

刹那(鬼)

"呼吸が使えなくても闘ってる子"は居るよ

堕姫

は?

堕姫

そんな奴、居るわけな…

刹那(鬼)

(ダンッッッ

堕姫

?!

刹那(鬼)

(シャキンッッッッ!!!!!!

堕姫

ッ"ア"ッッッ!!!!!!(胴体を斬られ

刹那(鬼)

…(ドカッッ!!!

堕姫

ガハッッ!!!(ガシャンッッ

堕姫

ゲホッ、カハッ…!(ボタボタ………

刹那(鬼)

堕姫

(なに、こいつ…!)

堕姫

(こんな速い踏み込みに…ただの日輪刀で呼吸も使わずアタシの胴体を亡き別れにしやがったッッ、!!!)

堕姫

(しかもこの威力…なんなの?!それに刀の振り方の予測が出来ない、!!!)

刹那(鬼)

わぁ、流石の上弦サマだね(ザッザッザッ…

堕姫

、!

刹那(鬼)

再生速度すごぉ~い(パチパチ

堕姫

ッ!

堕姫

舐めんじゃないわよ!!!(ビュンッッ

刹那(鬼)

おっと(ガキンッ

堕姫

(なんでこんな、こんな奴にアタシが押されてんのよ、!!!)

堕姫

(此奴、人間を喰ってないんでしょう?!ならなんで上弦のアタシと同等の…いや、それ以上の強さを持ってるのよ!!!)

刹那(鬼)

…あの鎌鬼…堕姫ちゃんのオニーサンも同時に斬らなきゃなんだよね

刹那(鬼)

…うーん

刹那(鬼)

ちょっと離れてるなぁ

刹那(鬼)

どーしたものか……今堕姫ちゃんの首を落としたところで…うーん……(ブツブツ

堕姫

なに、涼しい顔してんのよ!!!この…不細工ッッッ!!!!!(ビュンッッ

刹那(鬼)

う"ぁっ、(スパッ(腕が落ち

堕姫

調子乗んじゃないわよ!!!死ね!!(ビュンッッ

刹那(鬼)

っと、(トトッ

刹那(鬼)

もー、勘弁してよ(腕が再生し

堕姫

っ、、、

堕姫

(やっぱり再生が速い、あの妙な血鬼術を使う女と良い此奴といい……なんで人間を喰ってない鬼がここまで力を得てるの?)

堕姫

お前なんてバラバラにして帯に取り込んでやる!!!!死ね!!!!(ビュンッッ

刹那(鬼)

(げ、凄い数の帯…)

刹那(鬼)

(まぁこれくらいなら刀で受け流して…)

刹那(鬼)

(スカッ

刹那(鬼)

…え?

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

堕姫

キャハハ!!!今気づいたの?

刹那(鬼)

げ~……

堕姫

さっきアンタの首を狙わずに腕を切り落としたのはアンタの刀を奪うためよ!!!!

刹那(鬼)

堕姫

アンタ、刀が無ければ弱いものねぇ!血鬼術だけではアタシに勝てないわ!キャハハ!!!

刹那(鬼)

…チッ

堕姫

さぁ、アタシの帯に大人しく取り込まれなさい!!!(ビュンッッッ

刹那(鬼)

はぁ………

刹那(鬼)

ほんっと……

刹那(鬼)

勝手に他人のモノ、取るなよなぁ(ジャリッ

刹那(鬼)

(ガキンッ…スパッ!!!シャキッッ

堕姫

…は

刹那(鬼)

ヒュー………(パキパキッ…

堕姫

なん………は?

堕姫

(え、なんで刀持って…いや、違うあれは…)

堕姫

(刀じゃない…氷の…剣、?)

刹那(鬼)

はー……

刹那(鬼)

これ、身体から生成されるから出す時痛いんだよねぇ

刹那(鬼)

あと、その刀返してくれない?

刹那(鬼)

大切な物なんだ。

堕姫

堕姫

はっ(笑

堕姫

だったら尚更渡さないわ

刹那(鬼)

堕姫

刀本体…いや、違うわね

堕姫

刀身は壊れるから……

堕姫

あぁ、もしかしてこの鍔?

刹那(鬼)

堕姫

キャハハ!絶対に返してやんないわ!

刹那(鬼)

えー……

刹那(鬼)

(困ったなぁ…)

刹那(鬼)

(あれ、お姉さんから預かってた氷河の鍔なのに…)

堕姫

…年季は少し入ってるけどかなり物が良いわね

刹那(鬼)

まーね

刹那(鬼)

(氷河の実家は極太だからなぁ)

堕姫

これ、売ったらどれくらい価値があるのかしら?(笑

刹那(鬼)

いや、売らないでよ

刹那(鬼)

ボクの友人から預かっている物だから返してくれない?

堕姫

いやよ!なんなら壊してやってもいいけど?

刹那(鬼)

堕姫

(ふふっばかね、そんな大切なものこんな戦場に持ってくる方が悪いのよ)

刹那(鬼)

…あのさぁ

刹那(鬼)

返せって、(ジャリッ

刹那(鬼)

言ってんだろ(ヒュンッ

堕姫

堕姫

(は?消え……)

刹那(鬼)

(スパッッッ

堕姫

ガッッ!!!!

刹那(鬼)

…チッ

堕姫

ア"ガッッッ(ドサッ

堕姫

(は?いま、今の一瞬で、き、きられ……)

刹那(鬼)

………

堕姫

おい不細工!その目でアタシを見るんじゃないわよ!!!

刹那(鬼)

うるっさいなぁ…

刹那(鬼)

お前がさっさと返さないからだろ。(ピキッ

堕姫

ッ(ゾクッ

堕姫

(は?なに、なんなの?)

堕姫

(ただの鍔じゃない、そんなたかが1つの物を盗られたくらいで何をそんなに…)

刹那(鬼)

チッ

刹那(鬼)

あの鎌野郎の首も落とさないと死なねぇんだっけ…

刹那(鬼)

あ"ークッソ…

刹那(鬼)

イライラする…

堕姫

おい待て!!!よくもアタシの首を斬ったわね!

堕姫

ただじゃなおかないんだから!(ヒュンッ

刹那(鬼)

あ"?それはてめぇが弱いからだろうがよ(ジャキッ

堕姫

ガァッッッッッ!!!!!(ドサッ

刹那(鬼)

…弱

堕姫

ッ~!!!!

堕姫

(また斬られた、また斬られたぁ!!!)

堕姫

(なんで?!なんなの?!?!)

堕姫

(しかも斬られた箇所が固まって上手く再生できない、あの氷の検で同じところ2回も短時間で切られたからだ、)

堕姫

(冷たすぎて痛いッ…!)

刹那(鬼)

…もういい?君じゃボクには勝てな…

グチャッッ

刹那(鬼)

い………

刹那(鬼)

ぇ…

妓夫太郎

俺の妹の首ィ……何回も斬るんじゃぁねぇンだよなァ………(背中から鎌を刺し

刹那(鬼)

ア"ッ…ガハッ……(ビチャッ

堕姫

!お兄ちゃん!

妓夫太郎

ったくよォ…(グチャッ

刹那(鬼)

ングッッ(ドサッッ

妓夫太郎

一人で出来るって言ったのによォ…全然出来てねぇじゃねぇかよォ…

堕姫

だって、!だってそいつ、、!

堕姫

うわぁぁぁあああん(泣

妓夫太郎

泣くんじゃねぇンだよなぁ…

妓夫太郎

可愛い顔が勿体ないだろォ?

堕姫

グスッだって、あいつアタシの首、何回も斬ってきて、スンッ痛かったぁ!

妓夫太郎

そうだなァそうだなァ、

妓夫太郎

痛かったよなァ

刹那(鬼)

ゲホッ、ガハッ…(ボタボタ……

刹那(鬼)

(気配を読み取れなかった……結構ボクも怪我してたから再生が遅くなってる…)

刹那(鬼)

(しかもどうしてこいつ……こっちに、?)

刹那(鬼)

(炭治郎達はどうした?天元サマは………)

刹那(鬼)

ガハッッッケホッ…ハァッハアッ……

刹那(鬼)

(まずい、変なところ貫通したせいで臓器が嫌な形で傷ついてる、呼吸がしずらい、クソッ……)

刹那(鬼)

ゲホッ……ハァッ…

妓夫太郎

泣くなよなぁ…(撫

堕姫

ふえぇん(泣

刹那(鬼)

…ケホッ……

刹那(鬼)

ハァッ……フゥ………

刹那(鬼)

(大丈夫、少し落ち着け、まず状況の把握をしなきゃ…)

刹那(鬼)

………(ダッッッッ

妓夫太郎

…ア"?あいつ何処行きやがったァ…?

堕姫

逃げたの?

妓夫太郎

……ケハハッ

妓夫太郎

みっともねぇなぁ!(ケラケラ

 

刹那(鬼)

(ザッザッザッ

刹那(鬼)

(確かここら辺でやり合ってたはず……)

刹那(鬼)

みんな、どこ、?(ザッザッ

刹那(鬼)

、!

刹那(鬼)

あの羽織は…

刹那(鬼)

(市松模様…炭治郎のだ!)

刹那(鬼)

良かった、たんじ……

刹那(鬼)

ろ…

刹那(鬼)

……え

竈門炭治郎

刹那(鬼)

た、炭治郎、!!(ダッ

刹那(鬼)

炭治郎、炭治郎!!!

竈門炭治郎

刹那(鬼)

っ、

刹那(鬼)

(出血が酷い、なんだこの傷……肩から裂けるような傷が………)

刹那(鬼)

(こんな状態で闘ってたのか?)

刹那(鬼)

ハッ

刹那(鬼)

伊之助クン!(タタッ

嘴平伊之助

刹那(鬼)

ッッ!

刹那(鬼)

伊之助クンッッ!!!!

刹那(鬼)

(伊之助クンの傷の位置………)

刹那(鬼)

(心臓……)

刹那(鬼)

………

刹那(鬼)

…うそでしょ…

刹那(鬼)

わっ、!!

刹那(鬼)

何これ、……

刹那(鬼)

腕?

刹那(鬼)

刹那(鬼)

……この飾り……

刹那(鬼)

(ボクの、記憶違いじゃなければ、この手首の飾りは………)

刹那(鬼)

天元サマッッッッ!!!!!!(ダッッッ

 

 

刹那(鬼)

(どこ、どこにいる?!)

刹那(鬼)

(手首切り落とされてるなら相当危ない状況だぞ、ボクみたいに再生ができない、出血多量でやばいことになる、最悪死………)

刹那(鬼)

…いや、

刹那(鬼)

きっと大丈夫、大丈夫だ…

刹那(鬼)

まず見つけなきゃ、何処に……

妓夫太郎

よぉ、必死だなぁ(ニヤァ(刹那の目の前に現れ

刹那(鬼)

ッ!!(バッ

妓夫太郎

ケハハッ…

妓夫太郎

大丈夫かぁ?お仲間みーんなァ…死んじまったぜぇ

刹那(鬼)

っ、。

妓夫太郎

惨めでみっともねぇなぁ!!!

妓夫太郎

所詮は人を食ってない鬼…お前なんかは負け組なんだよ!!!!

刹那(鬼)

妓夫太郎

何も言えないよなぁ、言い返せねぇよなぁ

妓夫太郎

ダサくてのろまで頭の中がお花畑のお前なんかに俺たち上弦が負けるわけないんだよなぁ!!!なぁ!なぁぁ!!!!

刹那(鬼)

堕姫

…♪(ニヤッ

刹那(鬼)

刹那(鬼)

負けてないね

妓夫太郎

…ア"ァ"?

刹那(鬼)

負けてないよ。鬼殺隊は

妓夫太郎

何言ってやがる?

妓夫太郎

この状況、どう考えてもお前らの負けだろぉ?

刹那(鬼)

いいや、負けてないよ

刹那(鬼)

だって鬼殺隊員、ここに立ってるし(ジャリッ

堕姫

妓夫太郎

…ア"?

妓夫太郎

お前一人で勝てるとでも?

刹那(鬼)

まぁ勝算はあるかな

妓夫太郎

あ"?ある訳無いだろォ?お前みたいなボンクラに一人に俺たちの首を同時に斬る事なんて

刹那(鬼)

いいや、出来るさ

刹那(鬼)

だって

刹那(鬼)

まだボクは"独り"じゃない

刹那(鬼)

ねぇ、そうでしょ

刹那(鬼)

天元サマ

妓夫太郎

はッ?

宇髄天元

ッ!!!!(ビュンッッッッ

妓夫太郎

ッッッッ!!!!!!(ガキンッッッッ!!!!

堕姫

な"ッ

妓夫太郎

ッ(ズザッッ

妓夫太郎

はぁ"?!

妓夫太郎

なんでお前が生きてるんだァ?!?!

宇髄天元

ハッハッ!!!よくやった刹那!!

宇髄天元

時間稼いでくれてありがとなァ!!!!

宇髄天元

勝ちに行くぞ!!!付いてこい!!!(ダッッッ

刹那(鬼)

はぁい天元サマ♪仰せのままにッ!!!(ダッッッッ

堕姫

ちょ、ちょっと、!!!

堕姫

何やってんのよお兄ちゃん!!!

堕姫

この…!!(ヒュンッ

刹那(鬼)

…選手交代だ

刹那(鬼)

頼んだよ

刹那(鬼)

善逸。

堕姫

は?

バチッッッ

堕姫

ッ!!!

我妻善逸

堕姫

(この餓鬼…!!!)

堕姫

(あの瓦礫から抜けやがった、!!)

我妻善逸

…嗚呼、俺が斬る、必ず。

 

 

~大正コソコソ噂話~

宇髄天元

よぉお前ら!元気か?

宇髄天元

俺様は勿論元気だぜ!

宇髄天元

毒なんか効いてねぇわ!ハッハッハッ!!!

宇髄天元

っと、今日の大正コソコソ噂話は…

宇髄天元

「刹那は歌がとても上手なので定期的に御館様への報告のついでに歌を歌っているそう。御館様は随分刹那の歌声を勝算している」らしいぞ!

宇髄天元

あいつ、ド派手な歌も上手いが落ち着いた歌もかなり良いんだぜ!!!

宇髄天元

俺様もよく聴いているが心地の良い歌声だ

宇髄天元

ありゃ天性の才能だな

宇髄天元

ま、今日はこれくらいにしとくか!

宇髄天元

じゃあまた次回も俺に会いに来てくれよな!

宇髄天元

閲覧ありがとよ!(ニッ

 

人間を喰えない鬼のお話。

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コメント

30

ユーザー

1ヶ月半くらい経ってるけど大丈夫ですか?!

ユーザー

続きを恵んでください

ユーザー

最近、更新していないですけど、大丈夫ですか?🥺 別のストーリーとかでお知らせとかしてたらすみません😔

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