この作品はいかがでしたか?
433
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ワコは目を覚ました。
ワコ
ぶらぶらと透明袋が下がっている。
両手は結束バンドで縛られたままだ。
K
K
Kは透明袋とチューブを繋げる。
ワコ
ワコ
K
K
それ点滴?
Kは手早くワコの腕に点滴針を刺した。
K
ボタンを押すと自動で起き上がる仕組みだ。
K
K
K
にっこり笑い
ペンネをフォークに突き刺す。
甲斐甲斐しくワコの口に入れてやる。
ワコ
ワコ
K
ワコ
K
K
K
K
K
K
K
K
K
K
K
Kは嬉しそうに笑いながら、ペンネを次々ワコの口にはこび入れる。
K
ふがいなくも
いつの間にか皿が空になっていた。
ワコはΚから視線を外し横を向いた。
K
K
そう言いながら、ストローがさしてあるボトルを口元に差し出した。
K
K
K
どうせ点滴に
毒薬でも仕込んだのでしょう?
ワコ
ワコ
K
K
ワコ
毒薬じゃないか……
K
K
K
K
ワコ
K
K
ワコ
Kはワコを見つめたまま口ごもり
話しをつづけるか躊躇した。
K
K
K
決まり悪く笑う。
まさか…性…よく?
まさか殺人と同じ欲……?
Kは食器を片付けている間だ
ずっと黙り込んでいた。
ワコは話題を変えた。
ワコ
K
ワコ
K
K
やはりこの男
相当ゆがんでいる。
ワコ
ワコ
ワコ
K
K
K
K
K
K
Kは笑う。
ワコ
ワコ
見た目は綺麗顔立ち
中身は腐ったリンゴ
K
Kは顔を近づけワコを覗きこんだ。
鳥肌が立つ。
ワコ
ワコは思いきり唾を吹いた。
Kはほんの少し驚いた顔をした。
K
K
冷たい笑みを浮かべ
頬についた唾をハンカチでぬぐう。
K
K
K
K
K
K
K
K
K
Kはそっと額に触れた。
ワコ
ワコ
ワコ
ワコ
ワコ
ワコは足をばたつかせ
暴れた。
K
K
ワコ
ワコ
ワコ
こいつも、ここも、もうたくさん!
K
Kは結束バンドを取りだし
両足をベットの手すりに
くくりつける。
K
K
K
Kはそう言い残すと部屋を出た。
つづく
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1話から3話はコンテスト参加の為に、1話分まとめて投稿しています。