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微と光

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微と光

5 - 私の気持ち

♥

28

2023年08月08日

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それから太陽はずっと話していた

私は適当に相槌を打つだけで

私自身の事は何も話さなかった

太陽も無理に聞いてこようとしなかった

太陽

それじゃ次は奏葉の番な!

奏葉

え…

太陽

俺の事結構話したし次は奏葉の番

衝撃だった

全然私の事聞いてこなかったくせに

それよりも衝撃だったのが

当たり前のように次について話された事

もう会うつもりなんてなかった

太陽

また会うの?みたいな顔してんなー笑

奏葉

だって…

太陽

いいよ

太陽

もう会わなくても

太陽

奏葉が会うつもりがないなら

奏葉

太陽

でも俺はどうせずっとここ居るから

太陽

逃げたくなったら嫌になったらここ来いよ

奏葉

太陽

俺が話全部聞く

奏葉

なんで…

太陽

なんでってそりゃ…

奏葉

太陽

なんもない

太陽

明日来てくれてもいいよ

奏葉

太陽

まぁそれは奏葉が決める事だし

太陽

なんも言わないけど

太陽

明日来るんなら聞かせろよ

太陽

奏葉の事

奏葉

太陽

なんか反応しろよー笑

奏葉

コク

奏葉

話す

太陽

待ってる

朝になり家に帰った

あんたどこ行ってたのよ!

奏葉

すみません…

早く家事しなさい!

パチンコ行ってくるから帰ってくるまでにご飯作っといて

奏葉

はい…

再スタートだ

いつもの地獄のような日常の

ただ日常に戻っただけなのに

どうして

どうして

またあの海に行きたいと思ってしまうのだろう

初めて私を見てくれた

初めて私という存在を邪魔だと言わなかった

そう感じなかった

初めて優しくしてくれた

それが傷だらけの私の心に響いた

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