莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
これはnmmnです ご本人様とは関係ありません
苦手な方は見ないでください
俺はごく普通の家庭の生まれた
おしどり夫婦という言葉が似合うような、とても仲の良い両親に 沢山愛情をもらって育てられてきた
俺にとってはその幸せは当たり前のもので
ずっと続くものだと思っていた
でもある日
母が病気で倒れた
癌だった
当時俺はまだ5歳
事の重大さなんて分かるわけがない
どんどん弱っていく母を心配しては居たが、いつか帰ってきてくれると思っていた
そして、俺が小学2年生になったばかりの頃だった
母は
この世を去った
それをきっかけに
俺の生活は変わった
父は男手ひとつで俺を育てるために、好きだった仕事を辞め、給料の良い仕事に転職した
転勤の多い仕事だから、それから何度も引越した
平日は毎日日付が変わる頃に帰宅して、朝方にはもう家を出る
休日は昼まで寝て、起きて来たかと思うとまた夜中までバイトに行く
休みは月に一回あるかないか
父はずっとそうだから、家の中で会うことすらあまりない
会っても会話なんてほとんどない
そして、珍しく早く帰ってきたかと思えば
「転勤が決まった」
もうお決まりのセリフ
小さい頃は、父が早く帰ってきてくれるのが嬉しかったり
また引っ越す事になって寂しかったり
でももう今更なんとも思わない
またか
それだけ
だから俺は青春を捨てた
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
君は悲しそうに俯いて、小さな声で聞く
ころん
ころん
さとみ
君は今にも泣き出しそうだった
そんな君を見て、俺は少しだけ微笑んだ
さとみ
ころん
君の頭を撫でると、君は少し驚いたように俺を見つめた
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
青春なんて捨てた
はずだったんだ
友達も、好きな人も、絶対に作らない
今回の転勤は長くなるとか、絶対に短くならないとは限らない
期待して、友達を作って、それでやっぱりまた転勤になって、後悔して
そうなるくらいなら、もう何も要らなかった
だから最初にここに来た時も、誰とも関わる気なんてなかったんだ
なのに
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
夜
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
洗面所で髪を乾かす君
水色の綺麗な髪がさらさらと流れる
その姿を眺めていると、ふと君と目があった
ころん
さとみ
ころん
微笑むと少し照れながらはにかむ君
その愛おしい笑顔を見ていた時だった
不意に俺の隣に置いてあった君のスマホがなった
俺の知らない名前
さとみ
ころん
君にスマホを渡した
その瞬間
君の顔がみるみるうちに青ざめていった
さとみ
さとみ
ころん
君の肩が小さく震える
さとみ
ころん
さとみ
君のスマホを覗き込むと、青柳秀治という名前の通知がしつこく届き出した
通知が止まらない君のスマホを見つめながら
君は真っ青な顔をしていて、手も震えていて、明らかに怯えているのが分かる
ころん
どうしようかな悩んでいた時だった
君のスマホから電話の着信音が流れ出した
ころん
ガタンッ.....ドサッ
さとみ
君はスマホを落として、膝から崩れ落ちた
ころん
ころん
さとみ
さとみ
過呼吸になって泣きながら苦しそうに上下する君の肩を抱き寄せ、背中をさする
さとみ
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
少しづつだが落ち着いてきた
さとみ
さとみ
ころん
ころん
君のスマホからは何度も何度も着信音が流れてくる
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
電話が不在着信になっても何度もかけ直してくる
その度に小さく肩を震わせて怯える君
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
コメント
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青ちゃんの親どもは暇だし排除しとこっ🎶 さっさと☆☆☆ぇぇえええええ!!!!!