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#暗め
五年生対六年生の演習当日。 ○○ちゃんは朝から緊張していた。 相手は忍術学園最強と言われる6年生たち。 しかしその中には、好きな伊作先輩がいる。
○○
気合を入れて演習が始まった。 しかし、六年生たちは予想以上に強かった。 罠を見抜かれ、奇襲もかわされる。 五年生たちは徐々に追い詰められていく。 その時、○○ちゃんは森の奥に敵役の気配を感じた。
○○
久々知兵助
尾浜勘右衛門
○○ちゃんは仲間に伝えるより先に駆け出していた。 六年生を出し抜けば、きっと役に立てる。 そんな思いだけで走っていた。 だが、それが間違いだった。 気づけば周囲を六年生の先輩方に囲まれていた。
○○
逃げようとするが遅い。 演習とはいえ、完全に捕まった状態だった。 その直後、演習終了の合図が鳴り響く。 結果は六年生の勝利だった。
演習後。 ○○ちゃんは六年生たちの前に呼ばれていた。
久々知兵助
尾浜勘右衛門
久々知兵助
尾浜勘右衛門
いつも優しい先輩方の表情が今日は真剣だった。 その空気だけで胸が苦しくなる。 最初に口を開いたのは文次郎だった。
潮江 文次郎
○○ちゃんは小さく頷く。
○○
潮江 文次郎
続いて長次が静かに言った。
中在家 長次
短い言葉だったが重かった。 仙蔵も腕を組む。
立花 仙蔵
○○
○○ちゃんの声はどんどんと小さくなる。 小平太も珍しく真面目な顔だった。
七松 小平太
留三郎もため息を吐く。
食満留三郎
どの言葉も正論だった。 反論などできない。 けれど六年生全員に囲まれているような気がして、胸が苦しくなる。 そして最後に伊作が前に出た。 ○○ちゃんは思わず顔をあげる。 伊作は困ったような、それでいて真剣な表情をしていた。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
優しい声だった。 だが次の瞬間。
善法寺 伊作
○○ちゃんは肩を震わせた。 伊作がこんなに強い口調で話すのを聞いたことがなかったからだ。
善法寺 伊作
目の奥が熱くなる。
○○
やっとの思い出そう答える。 伊作は小さく息を吐いた。
善法寺 伊作
○○
話が終わり、○○ちゃんは頭を下げた。
そのまま長屋へ向かう。 誰にも気づかれないように。 けれど曲がり角まで来たところで、とうとう涙がこぼれた。 怒られたことが悲しかったわけではない。 自分が先輩達を心配させてしまったこと。 そして何よりーー。
○○
胸がぎゅっと痛む。 その日から○○ちゃんの心に、小さな不安が生まれていた。
○○
そんな考えが、少しずつ大きくなって行くことも知らずにーー。
コメント
1件
うわあ…読んでて胸がぎゅってなったよ…😢💔 伊作先輩が優しい人だからこそ、あの真剣な叱り方の重みがすごく伝わってきた。「怪我したらどうするんだ」って、心配の裏返しなんだろうね。○○ちゃんの「嫌われたかも」って不安、すごくわかるよ…。好きな人に心配かけちゃった後って、自分を責めちゃうもんね。 愛さん、この心の動きの描写、本当に繊細で好きです。続きも静かに読ませてください🌙🤍