テラーノベル
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ドイツ
敵がこちらに向かってくる
日本
そうして、2人は戦闘態勢にはいる
とはいえ、相手を傷つけてはならない
2人の緊張感は高まっていった
最初に動き出したのは日本だった
あたりに炎を散らし、敵を撹乱させる
ドイツは杖を掲げた
ドイツ
ドイツ
力を込めようとするも、そこから魔法が出てくることはない
ドイツ
日本
ドイツ
日本
日本
日本
僕らを信じて!!
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
そうだ
ただ、守りたいもののために
失いたくないもののために
一歩を、踏み出すだけでよかったんだ
必要なものは
既に揃っていたのに
ドイツ
ドイツは静かに杖を握りしめ
魔法を放った
日本
ドイツの魔法で咲き、散った花は敵を混乱させるのに十分だった
この調子で、2人の場所へ近づけさせなければいい
2人は背中を合わせて
既にもう傷ついた身体で
平和のために立ち向かった
イタリア
アメリカ
ロシア
そこは悲惨なことになっていた
元の美しい花畑は跡形もなく消え
炎と崩れた土であふれていた
パラオ
パラオ
イタリア
パラオ
パラオ
ロシア
そうして、通信は途切れた
イタリア
アメリカ
ロシア
アメリカ
アメリカ
だが、あまりにも炎がひどい
少しずつ、片付けるしかなさそうだ
パラオ
パラオ
フランス
敵の人数も、さして多くはない
この人数なら敵兵も避難させることが可能だろう
イギリス
カナダ
カナダ
フランス
カナダ
カナダ
イギリス
フランス
イギリス
イギリス
フランス
イギリス
フランス
イギリス
嫌な笑みでこちらを見つけてくるフランス
そうだ、フランスはそういう人だった
命令関係なく、ただ自分の信じるものに従う心の強い…
……そんなところに、かつての自分は憧れていたのだ
イギリス
フランス
イギリス
そして2人カナダの後へと続いた
中国
台湾
台湾
韓国
北朝鮮
北朝鮮
中国はある一点を見つめていた
北朝鮮
中国
北朝鮮
台湾
中国
そう言って中国は、戦士の墓を指さした
台湾
台湾
中国
台湾
中国
イタリアとロシアとアメリカが杖を探していた場所はギリギリの形を保った崖の上
そこはひび割れており
いつ崩れてもおかしくなかった
韓国
そう、彼らは生まれ変わりとはいえ一般市民
落ちたら戦闘不可能であることは明白だった
中国
中国は気づけば
北朝鮮
戦士の墓の方へ走っていた
ロシア
イタリア
火で視界がふさがれるため、イタリアは水の魔法で消火していた
水を含み、地盤がだんだんと緩んでいくことにも気づかぬまま
イタリア
アメリカ
そこには確かに
紫色の光を放つ杖があった
イタリア
イタリア
ロシア
アメリカ
アメリカ
2人が杖に手を伸ばす
その時だった
イタリア
ロシア
足元が緩み、崩れていく
イタリア
ロシア
2人は、目を力強く瞑り、死を覚悟した
イタリア
いつまで経っても落ちた感覚がしない
台湾
韓国
北朝鮮
イタリアは韓国、アメリカは台湾、ロシアは北朝鮮に助けられた
だがまだ安心はできない
地盤は緩くなり、かろうじて立っている場所も足元が危うかった
台湾
中国
どうやらゆるくなった地盤を支えているのは中国の魔法だったようだ
イタリア
アメリカ
探してみるものの杖は見つからなかった
ロシア
台湾
イタリア
イギリス
ロシア
崖の下からの声
そこを向くと、イギリスとカナダとフランスがいた
フランスが己の杖を掲げる
そして足場を作り出した
イギリスも杖を構え、みんなを安全な場所へ転送する準備を始める
イギリス
フランス
カナダはフランスが作った足場に乗り、空高く舞い上がる
通常ならカナダたちは握ることのできないほど強力な杖
それでもカナダは2人に杖を渡さねばならなかった
手に強く走るしびれの中で魔法を使うことなどできない
だからこそ、フランスの作った足場で飛び、2人に杖を渡すしかなかったのだ
それぞれの、最後の力だった
カナダ
耐え難い痺れと痛みに耐え
カナダは
2人に杖を投げた
中国
元々魔法を生業としていない中国
当然のことながら、崖をささえる中国の魔力も限界に到達しようとしている
台湾
台湾
韓国
3人は飛び、それと同時に再び崖が崩れた
ロシア
イタリア
2人は
紫色の石に手を伸ばす
イタリア
ロシア
平穏を……!!!
ドイツ
日本
2人を、みんなを守るべく戦い続けていたドイツと日本
日本
ドイツ
日本
2人は安全な場所へと、転移魔法を使った
イタリア
アメリカ
ロシア
台湾
台湾
中国
イギリス
まもなく大雨に見舞われるであろうこの地から一刻も離れるべく
イギリスは転移魔法を使った
パラオ
まだだ……
皆が帰ってくるまでは、安心できない…
兵隊は帰ってきた
あとは魔法が使えない警察と、王子に裏社会のメンバー、そして謎の魔法使いたちが帰ってくれば……
パラオの手に、嫌な汗がにじんだ
パラオ
その時
何かが落ちてくる音が聞こえた
アメリカ
アメリカ
イギリス
アメリカ
カナダ
台湾
韓国
北朝鮮
フランス
イギリス
フランス
中国
イタリアとロシアは気絶こそしてるもののなんとか無事であった
そして、通信機から音が鳴る
日本
パラオ
パラオ
日本
ドイツ
パラオ
パラオ
パラオ
パラオ
日本
そうして、通信は途切れた
パラオ
この国の犠牲者は恐らく……4人
いや……正式には彼らは旅人だから、0になる
あとは……敵国の犠牲者次第だが……
これは凄い快挙だ
それでも……
悲しさが埋まることは、しばらくはないだろう
パラオ
パラオは泣きそうな目で
それでも笑みを作り
意図的に作られた曇り空を見あげる
……彼らに、想いが届くことを祈って
次回
最終話
『彼方の紙と君への言葉』
※いつものおまけは最終話後のあとがきにて
コメント
48件
と、とうとう最終回か、イタリアにプリンを買ってやれるのか⁈
いつもこっそり見てます、次で最終回、楽しみだけど寂しい...
いやぁぁぁぁぁこんな神作品が次で終わってしまうなんて、無事今回もLEDあざす!(続き出してくれたから)