この作品はいかがでしたか?
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コメント
2件
連載ブクマ失礼します🙇♀️
めちゃめちゃおしゃれ…っ!!言葉が…素敵…!!凄い好きです!
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そう言ってさとみくんに渡されたのは、
少し白みがかった宝石が嵌められた指輪だった。
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僕はさとみくんからもらった指輪を、右手の薬指に嵌めた。
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指輪をそっと撫で、微笑んでから
『はーいッ!』と元気よく返事してから、
痛む心に知らないフリをして、さとみくんの元へ駆け寄った。
そこから一週間、二人で全力で遊んだ。
一週間という短い期間だったけど、僕にとっては長く感じた。
そして、明日はさとみくんにさよならを告げる日。
家で育ててた朝顔を朝早く摘んで、一つの束にする。
昨日一晩かけて書いた手紙を添え、
出来るだけ綺麗に髪もセットした。
最後の日くらいは綺麗な自分を見て欲しいでしょ?
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さとみくんは差し出した朝顔の花束を見つめ、受け取った。
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『さとみ~、時間よ~!!!』
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だめだ、今さとみくんの顔を見たら涙が止まらなくなりそうだ。
数十分後、一便の飛行機が空へ登っていった。
僕は、『さよなら』も言えず、
ただただ手を振るしか出来なかった。
家へ帰る途中、冷たい風がの濡れた頬を乾かした。
そんな僕らの夏は、簡単に崩れていった。
家に帰って、何も考えずに泣きたい気分だった。
何故か振られた気分になった。
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家に帰ってから泣こうと思ったのに、涙が止まらなかった。
いつもの蝉の煩い声も、
いつもの海の波の声も、
全てがどこか切なく感じた。
♡ 1000 ~ next ➡︎