白の母
瑠香
瑠香
白
瑠香の真剣な目を見た 白、白の母は ゴクリと息を飲んだ。
瑠香
瑠香
瑠香
白の母
瑠香
白
瑠香
瑠香
瑠香
瑠香
瑠香はズボンのポケットから紙切れを出すと、白の母へ差し出した。
瑠香
白の母
白の母
白
白と白の母が ほっと胸を撫で下ろすと、 瑠香は静かに立ち上がった。
瑠香
白の母
瑠香
瑠香
瑠香
白
瑠香
と、笑顔を振る舞うと 瑠香は 「お邪魔しました」と律儀にお辞儀をした後 外へ出ていった。
白
白の母
白の母
白
白は部屋へ戻り、 学校の教科書や制服様々な生活必需品を 旅行用の大きなバッグに詰め始めた。
そしてついに___
" この時 " が来た。
ぎっしりと重いバッグを持った白は、 おっとっと と、よろけながらも 後ろを振り向き、母親の方へ笑顔を向けた。
白
白の母
白の母
白
白
白の母
白の母は優しげな笑顔を浮かべた。
そんな笑顔を見て白も微笑み返し、 バッグを引きずるように持ちながら家から出ていった。
大きなバッグを持った白は 家の少し離れた道路に出た。
すると人気ない道路の真ん中の方で、瑠香とばくまるが 何やら楽しげに遊んでいた。
瑠香
ばくまる
瑠香が手で囲うようにして作ったサッカーゴールに ばくまるが 犬用の小さなボールをシュートした。
瑠香
ばくまる
瑠香
瑠香
瑠香
白
瑠香
白
瑠香はボールを拾い上げると、上に羽織っていたカーディガンのポケットにボールを突っ込んだ。
ばくまるは 瑠香の頭の上にポンと乗り、 眠たいのか大きなあくびをした。