M
天井に突き上げた手は空を切る
俺は珍しくベッドから動かなかった
いや、動けない方と言うのが正しい
体は鉱石に支配されていくと同時に
何もかもどうでもよくなってしまった
どーせこうなる事は分かってた
M
M
M
M
M
次々とやりたい事が思い浮かんでくる
病気になる前は何してたっけ
どうゆう服を着て
何を食べて
誰と話して
どんな恋をして…
ダメだ
思い出せない
思い出さなくてもいいけど
K
M
K
M
K
M
K
K
M
K
M
K
M
カルテを書いている先生に聞いた
K
髪を耳に掛けながら顔を上げる先生
カーテンの隙間からでる光と重なっていて
綺麗だ
K
K
風が、俺の体全身を撫でた
M
M
K
M
M
M
幸せじゃなくてもいいさ
普通に死ぬのがいい
K
K
M
M
K
先生は謝った後
俺の手に触れ、そこから手を握ってきた
M
K
…やっぱただの変態だよこの先生
A
A
目が覚めて、大きく伸びをした
P
A
規則正しい寝息が聞こえる方を見たら
ぷーのすけが居た
A
A
もう1度ぷーのすけの方を見る
A
A
横に流れてる髪はサラサラしていて
小さなアホ毛が可愛い
一緒に居ると凄く楽しい
だから、友達みたいに接しちゃうw
A
A
A
大きな病室に大きな俺の声が響く
A
A
俺はもう1度目を瞑った
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー
わぁらだよーーー