連載にしようとしたけどやっぱり読み切り

空の青さを忘れても

注意 切ない系です（感動するかも） 青くん主人公

高校2年生の夏。

僕は幼なじみの聡美くんと一緒に

家に帰っていた時のことだった

聡美くんの足が止まり

僕の名前を呼んだ

ドクドクドクドク

心臓が嫌な音を立てている

何が嫌な予感がする

キキーッ

ガシャン

キャーーー

僕が名前を呼ぼうとしたときだった

ちょうど聡美くんの居たところに

車が突っ込んできた

僕は聡美くんにどうすることもできなくて

ただ、救急車が来るのを待っていた

けが人は！？

こっちです

これは………

ｯ

あなたが付き添いでいいですか？

はい

聡美くんはさっき

緊急手術室に運ばれた

僕は今

廊下の席で待っているところだ

聡美くんのお母さんはとても混乱している

それもそうだろう

聡美くんを一人で育ててきたんだから

人一倍聡美くんのことを心配していることだろう

なんで僕は

こんなに冷静で居られるんだろう

ガチャ

聡美くんが……

記憶喪失？

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