一週間後
伊月
藍菜ちゃん!
藍菜
どうしたの?
伊月
この前頼んだこと聞いてくれた?
藍菜
あっ、うん
藍菜
聞いたよ
伊月
冬磨、なんて言ってた?
藍菜
伊月さんって言ってたよ
藍菜
でも
藍菜
なんでこんなこと聞いたの?
伊月
いや、なんか最近
伊月
冬磨といる時間がなかなかとれなくて
伊月
私のこと嫌いなのかな~?って思って
伊月
でも大丈夫見たいでよかった😊
藍菜
そっか…
伊月
もうひとつお願いがあるんだけど
伊月
いいかな?
藍菜
……いいよ
伊月
冬磨がうちのこと話してたら
伊月
その内容教えて?
藍菜
…わかった
伊月
何度もごめんね?
藍菜
ううん
藍菜
大丈夫
伊月
ありがとう!
放課後
伊月
(早く帰ってテレビ見よ~っと)
藍菜
また伊月ちゃんがこんなこと言ってた
奈魅
マジで!?
伊月
(あれ?これって奈魅ちゃんと藍菜ちゃんの声…)
伊月
(少し聞いてみよ)
奈魅
伊月ちゃん諦めないね~
奈魅
どんだけ冬磨の彼女でいたいのよ~
奈魅
ほんとの彼女はうちなのに
冬磨
ほんとだよな
冬磨
諦め悪すぎ
藍菜
私も聞いてて笑いそうになっちゃった
奈魅
アハハハハ!ヤッバ!
冬磨
おい!
冬磨
そんな声出してたらバレるって!
奈魅
あっ、そっか
奈魅
ごめんごめん
冬磨
でも
冬磨
わかってんのかな
冬磨
俺らがこんなこと話してるの
奈魅
わかってないから冬磨の彼女で
いようとしてるんじゃん
いようとしてるんじゃん
冬磨
確かに
冬磨
だったらバカだな
奈魅
ほんとそれ!
伊月
………え?
伊月
(…な…んで…)
伊月
(奈魅…ちゃんが…彼女?)
伊月
……っ!
タッタッタッタッ…
伊月
(なんで…なんで私彼女じゃないの?)
伊月
(告白してOKしてくれたじゃん!)
伊月
なんでなのっ!!
近ずいてくる終わりの時…
果たして伊月の決断とは!?