非常階段
またアイツがやってきた
コウ
隣に座ってきた
クラスメートの相沢康介だ
コウ
ハル
カラフルな表紙を見せた
コウ
私は本読みに戻った
コウ
ハル
コウ
コウ
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
コウ
ハル
コウ
コウはいつも勝手に来て 私の読んでいる本を確認して、去っていく
何がしたいのか分からない
1週間後
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
1ヶ月後
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
コウ
ハル
コウ
コウは胸に手を当てて目を閉じた
コウ
やってみた
ハル
コウ
ハル
コウ
コウ
ハル
一年後
コウ
コウ
ハル
コウ
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
ハル
コウ
5年後
同窓会
非常階段へ向かった
本を開いた
高校時代の記憶が蘇る
ふらっとやって来て、 ふらっといなくなる
ここでしか話したことのない コウ
卒業してから話していない
もちろん連絡先も知らない
コウ
声が聞こえた気がした
ハル
コウ
本から見上げるとコウがいた
ハル
ハル
コウ
ハル
隣に座ってきた
コウ
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