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テト・ゲヘナ

ガチャ)ドミナくーん

ドミナ

ハァ……何の用?

テト・ゲヘナ

んー、いやぁ?

ドミナ

何?早く言ってくれない?

テト・ゲヘナ

お父様って何がしたいの?

ドミナ

は?何それお父様侮辱してんの?

テト・ゲヘナ

違う違う!

テト・ゲヘナ

一応闇組織のトップだからさ、

テト・ゲヘナ

ただ何の理由も無しに犯罪犯してる訳じゃないんじゃないの?

ドミナ

……お父様は不老不死になりたいんだよ

テト・ゲヘナ

不老不死?

ドミナ

そう。いつまでも強く美しく。

ドミナ

そのためには不老不死にならないと行けないんだ

テト・ゲヘナ

今も綺麗だけどね

ドミナ

分かってるじゃないか

ドミナ

そして、不老不死になるには条件がある

ドミナ

「自分と血の繋がった6つの心臓」

ドミナ

を手に入れる事でお父様は不老不死になれる

テト・ゲヘナ

ま、まって……つまり

ドミナ

僕ら兄弟はお父様の道具だ

テト・ゲヘナ

ッ!!

テト・ゲヘナ

(そこに愛はあるの?、)

ドミナ

何驚いてんのさ

ドミナ

僕は尊敬するお父様の一部になれるのなら
喜んでこの身を差し出すよ

テト・ゲヘナ

……愛しているから?

ドミナ

そうに決まってるでしょ?愛してなかったら
こんな事言うわけないじゃん

テト・ゲヘナ

そうだよね。

テト・ゲヘナ

……(私と同じだ)

ドミナ君は私と同じ類の人間なんだ。……良かった

ドミナ

安心しなよ。君は殺されないから

テト・ゲヘナ

そうなの?

ドミナ

お父様が作った新しい世界でお父様に愛でられまくるんでしょ

テト・ゲヘナ

えぇ、(引)

テト・ゲヘナ

そういえば、さっきから何してるの?

ドミナ

試験の準備

テト・ゲヘナ

試験?

ドミナ

三魔対争覚者最終試験

テト・ゲヘナ

ドミナ君でるの?

ドミナ

そう。僕が始まりの杖を手にしてお父様に渡すんだ

テト・ゲヘナ

そっか、気をつけてね

ドミナ

言われなくても気をつけるし。
僕を誰だと思ってるの?

テト・ゲヘナ

かわいい猫ちゃん

ドミナ

誰だと思ってるの??

テト・ゲヘナ

まぁ、元気に戻ってきてね!またドミナ君の
毒舌聞けるの楽しみにしてるよ!

ドミナ

ドMなの?(笑)ちゃんと戻ってくるから。
じゃ、僕学校行ってくる

テト・ゲヘナ

行ってらっしゃい

これが、ドミナ君との最後の会話になるなんて考えてもなかった

テト・ゲヘナ

ドミナッ君……ッ(泣)

テト・ゲヘナ

なんで……?

ドミナ君は死んだ。正確に言えば、お父様に殺された

マッシュ君と戦って、負けて、ドウゥムお兄ちゃんとマッシュ君が戦った。マッシュ君が死にそうになった所を、ドミナ君が助けた

ドミナ君らしくてらしくない。マッシュ君を嫌っていたのに、 助けるなんて……助けたのは素晴らしいことだと思う。でも、

テト・ゲヘナ

なんでお父様はドミナ君を捨てたんだよッ(泣)

ドミナ君はお父様に認められる為に血で手を染めてきたらしい。 私にそっくりだ。私もあの人に認められる為に自分を殺した

私に似てるドミナ君は愛してる、愛して欲しい人に殺された。 だから、私もあの人に殺されるのだろう。そんな気がした

イノセント・ゼロ

テト。まだ泣いていたのかい?

テト・ゲヘナ

ッ、お父様……

イノセント・ゼロ

ソッ(テトの頬に触れ)そんなに泣いたら
君の美しい顔が崩れてしまうよ?

テト・ゲヘナ

ビクッ

テト・ゲヘナ

……お父様

イノセント・ゼロ

なんだい?

テト・ゲヘナ

お、お父様はなぜドミナ君を捨てたのですか

イノセント・ゼロ

捨てた……ね

イノセント・ゼロ

私は必要だからドミナをアイした

イノセント・ゼロ

でも、必要が無くなった。だから捨てたんだよ

テト・ゲヘナ

!!そんなのあんまりじゃッ

イノセント・ゼロ

要らない物を持っていても重りになるだけだ。

イノセント・ゼロ

重りになるなら捨てる。ただそれだけだよ

テト・ゲヘナ

っ、

この人は考えまであの人にそっくりだ、

笑った顔も、話し方も仕草も性格も考え方も、何もかも同じだ

イノセント・ゼロ

テト、君も愛して欲しいんだろう?
愛して欲しいから、私について来たんだろう?

テト・ゲヘナ

……はい

イノセント・ゼロ

だったら私に尽くしなさい

イノセント・ゼロ

何かを得るには何か犠牲を払わないといけない。
それはこの世の理なんだよ

イノセント・ゼロ

分かったかい?

テト・ゲヘナ

ッはい。お父様

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