良平
紫織
良平
良平
良平
紫織
紫織
良平
紫織
紫織
良平
紫織は大人しい女で
大和撫子を絵に書いたような 性格だった
献身的に
俺の身の回りの世話を してくれて…
まさに
理想の妻
理想の結婚…だった
けれど…
結婚5年目になっても
俺と紫織の間には
子供が出来なかった…
美月
良平
美月
美月
飲みに行きません?
良平
良平
職場の後輩の美月…
彼女が俺に 好意を抱いている事は知っていた
最初は気づかないフリを していたが…
だんだんと
美月に惹かれていく 自分がいた
美月
美月
別れてくれるの?
良平
良平
愛してるから…
美月
美月
良平
紫織
紫織
良平
良平
紫織
良平
良平
紫織
紫織
良平
紫織
良平
良平
6月って感じ
紫織
紫織
良平
良平
紫織
紫織
良平
良平
良平
良平
良平
良平
よく晴れた朝
置き手紙もなく
紫織は消えた
俺が寝ている間に
自分の荷物を持って
どこかへ行ってしまった
残されたのは
庭の紫陽花だけ…
美月
連絡してくれないね
良平
良平
美月
美月
逃げられたんでしょ?
良平
美月
翌日ですって?
良平
美月
置き手紙よ…
良平
良平
美月
美月
良平
美月
美月
美月
良平
美月
美月
良平
失って初めて気付いた
俺は
心から 紫織を愛していたのに…
何で…
俺は…