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藍莉視点

猿山 らだ男

人、柱...?

藍莉

何?それ...

鳥井 希(小学生)

......

ゾムは口をつぐんだまま何も言おうとしない。

天乃 絵斗(異世界)

なんでも願う学校の七不思議、

紫 紫乃(異世界)

ただし、”一人“と引き換えに

突然二人が呪文のように言葉を発した。 ゾムはその言葉に聞き覚えがあったように驚いた顔をし、

鳥井 希(小学生)

ッ!?

藍莉

今、なんて

天乃 絵斗(異世界)

え?僕ら何か言った?

紫 紫乃(異世界)

いや...急に皆さんどうしたんですか?

藍莉

いやさっき_

鳥井 希(小学生)

さっき言った事は本当や。そう、人柱は無事に呪いの世界から出る為の“犠牲者”や

藍莉

ゾム....

猿山 らだ男

.....

白雲 玲雨

こんな事言いたかないけど...

白雲 玲雨

”この世界での“黒野くんに人柱になって貰うしか、ない、んじゃない...かな...?

猿山 らだ男

レウ....

天乃 絵斗(異世界)

どう、する....?

紫 紫乃(異世界)

どうし、ましょう、ね...

鳥井 希(小学生)

藍莉

ゾム...?

何か言いたそうにしているゾムに話しかける。

鳥井 希(小学生)

...一つ賭けるなら、封印の水晶で封印したやつが偶像の代わりになってくれりゃ

鳥井 希(小学生)

この世界の人も、俺らも、全員無事に脱出出来る。

藍莉

封印の、

猿山 らだ男

水晶....

白雲 玲雨

まずは此処から屋上に行くの?

鳥井 希(小学生)

まぁ進むなら屋上しかない。...けど、

白雲 玲雨

けど?

藍莉

鳥井 希(小学生)

一回、黒野せんせーを刀で殺らなあかん

藍莉

藍莉

なんでッ__

鳥井 希(小学生)

鍵は黒野せんせーが持っとるからや

藍莉

........

チラッと天乃くん達の方を見る。

天乃 絵斗(異世界)

黒野先生を斬るの...?

紫 紫乃(異世界)

僕たち、無理ですよ。黒野先生を、こ、殺すなんて事...

藍莉

(そうだよなぁ....それが正しい感情なのだろうけど、この状況でそんな事を言ってたら直ぐに自分が死ぬのも事実)

猿山 らだ男

...バレずに鍵を取ればいいんだろ?

鳥井 希(小学生)

なんや猿、他に良い方法でもあるんか?

猿山 らだ男

おいコラ、希。猿っていうな猿って

猿山 らだ男

いや、この世界線では教師と生徒なんだろう?なら“生徒の無残な姿”を見たら

黒野先生は何を思う?

零蛇小学校:飼育小屋

黒野 希空(異世界)

何処行っタのかな〜

ガサッ

黒野 希空(異世界)

コツコツ

黒野 希空(異世界)

中に逃げ場は無い...よ...?

中に入ったと思った天乃と紫は、

血塗れで飼育小屋の床に倒れていた。

黒野 希空(異世界)

ヒュッ....

黒野 希空(異世界)

え、え、え....?あ、天乃...?

天乃 絵斗(異世界)

黒野 希空(異世界)

紫...?

紫 紫乃(異世界)

黒野 希空(異世界)

なん....で、...俺、は、殺ってない、のに...

ガシャン‼︎

黒野 希空(異世界)

ッは!?

飼育小屋の扉が急に閉まったと思ったら目の前には___

天乃 絵斗(異世界)

よっしゃ!鍵取れた!

紫 紫乃(異世界)

死んだと思ったぁー?居るぅー!w

鳥井 希(小学生)

此処で大人しくおってな!!

猿山 らだ男

おっつぅ!!

藍莉

ごめんなさい黒野先生!

黒野 希空(異世界)

・・・?

天乃 絵斗(異世界)

簡単に言ったらそれ、偽物だよ

黒野 希空(異世界)

バッと顔の部分を表に向けると

黒野 希空(異世界)

人形....

白雲 玲雨

図工室まで苦労してとりに行ったんだよ

白雲 玲雨

ま。まだ鬼が一人だけなら、それに、警官の隠密能力があれば結構行けたよ

白雲 玲雨

いつ来るか分かんないから心臓バックバックだったけど!!

紫 紫乃(異世界)

で、その人形を藍莉さんが僕たちそっくりに仕立てたんですよ。ご丁寧に血糊まで付けて

藍莉

いやぁ....昔ちょっとあってね....

猿山 らだ男

その話kwsk(食い気味

鳥井 希(小学生)

はぁー、猿はシリアス場面ぶち壊しマシーンか?今聞く状況やないやろ

猿山 らだ男

おー?希、やる気か?お?

鳥井 希(小学生)

上等や(嘲笑

藍莉

はいはいはい、喧嘩は帰れてから!!

黒野 希空(異世界)

........

藍莉

ごめんなさい、また後で開放しに来ますから、少し其処で待ってて下さい。

黒野 希空(異世界)

______な

藍莉

え?

黒野 希空(異世界)

鬼が一人だけだと思うな?

にこりと笑った黒野先生 その笑みは、少し悲しみも含んだ様な笑みだった。

藍莉

.....はい。

ギィィ...

鳥井 希(小学生)

っしゃ、屋上来たで

天乃 絵斗(異世界)

うー...流石に夜は冷えるー

紫 紫乃(異世界)

さむっ!

藍莉

え?もうすぐ夏なのに?

紫 紫乃(異世界)

?何言ってるんですか?もうすぐ来るのは冬、ですよ?

鳥井 希(小学生)

まるで鏡写しみたいに季節が逆なんやな

白雲 玲雨

鏡写し.....

白雲 玲雨

ってあれ、神社じゃないか?

鳥井 希(小学生)

せや!それで....本当やったらロボロが....

鳥井 希(小学生)

ん、いや。もう歪んでるからそうはならへんと...

猿山 らだ男

なぁにブツブツ言ってんだー?希ー

鳥井 希(小学生)

なんもあらへんわ!!

白雲 玲雨

特に怪しい気配は、無し、っと...

パシャ

猿山 らだ男

あれ?スマホ持ってる?

白雲 玲雨

え?らっだぁ達は持って来れてないの?

藍莉

はい、そうです

白雲 玲雨

まぁ、、、この事は後で考えるとして...なにかはめる額縁があるけど

鳥井 希(小学生)

鳥井 希(小学生)

皆離れててや、コレ、はめなアカンから!

希が持っているのは“猿の偶像”

藍莉

何が起きるの!

鳥井 希(小学生)

とにかく離れろ!!

猿山 らだ男

おいゾム!危険な事はやめろよ!?

鳥井 希(小学生)

せぇへんわ!!

ガコッと猿の偶像をはめると

バンッ!

藍莉

うわっ!扉が!

神社の社(やしろ)の扉が開いた途端、ゾムは次に神社に近い藍莉の手を引っ張り、後ろへさがる。

社からは煙が霧のように大量に出るばかりで他に変わった所は無かった。

藍莉

うわぁ.....煙がこっちにまで

猿山 らだ男

けむいけむい

鳥井 希(小学生)

一旦収まるまで待機しとく、か、、

ゾムがそう言い終わる前に、ふと目の前に一人、見えた。

先程まで居なかった、否、見えなかったという方が正しい

猿山 らだ男(異世界)

あれ?もしや俺の事見えてるー?

ヘラヘラと笑いながらそう言う

鳥井 希(小学生)

なっ....!なんでおんねん!?

猿山 らだ男(異世界)

随分前から居たぞー、俺は

猿山 らだ男(異世界)

もっとも、この神社こそが今回の事件の元凶らしいがな

藍莉

それっ、どういう事....

藍莉

っ!奥の方何か光った!

白雲 玲雨

あれは

白雲 玲雨

....鏡...!

鳥井 希(小学生)

それって、レウさんらが言いよったやつ!?

白雲 玲雨

多分同じやつ....

藍莉

じゃあそこを通れば....!

猿山 らだ男(異世界)

あ、待て!

藍莉が鏡を触ると、パッと光が辺りを照らす。

藍莉

おわっ!?

___次の瞬間には藍莉の姿が無かった。

鳥井 希(小学生)

藍莉!?

猿山 らだ男

ッ!?

猿山 らだ男(異世界)

だから言っただろ...

猿山 らだ男

おいコラ!藍莉が何処行ったのか分かんのか!

猿山 らだ男(異世界)

あぁ。ほら彼処だよ

ゆらゆらと輪郭の無い手を、中庭の神社に向けて指す

そこに、うつ伏せに倒れた藍莉が居た。

猿山 らだ男

え!?なんであっちに!?

猿山 らだ男(異世界)

そう簡単に帰してはくれないみたいだぞ

猿山 らだ男(異世界)

それと....これはヒントになるが、、

中庭にも同じような雰囲気を感じたぞ?

一方その頃

藍莉

____っつ...、あれ...?此処って、中庭、だよね

藍莉

...皆は?

辺りを見ても誰も居ない。

藍莉

え、え!?

藍莉

皆どうして居ないの...!?

困惑する藍莉の背後から

鳥井 希(小学生)

あだっ!

鳥井 希(小学生)

っ〜〜...!

藍莉

ゾム!

鳥井 希(小学生)

やっぱり...、屋上の鏡と此処の鏡は繋がってるんやな...

藍莉

繋がってる?

鳥井 希(小学生)

簡単に言ったらワープ出来るんや

鳥井 希(小学生)

でも、これが俺らだけ、じゃない可能性もある

藍莉

鬼の人も通るかもしれない、と....

鳥井 希(小学生)

せや

鳥井 希(小学生)

とりあえず今は二手に分かれてる状況やから、コッチの神社に変化が無いか二人で見てみようや

藍莉

そう、だね

数分後___

鳥井 希(小学生)

あ“っ!!

藍莉

どうした!?

鳥井 希(小学生)

.....一番...見つけたく無いやつ、見つけてもうた..

そう言って見せてきたのは、

一つの古い銃だった。

藍莉

!?

藍莉

銃!?なんでこんな所に....

鳥井 希(小学生)

これはな、鬼を偶像に変える力があるんや

藍莉

........

その先の言葉は言われるより先に理解した

昔、いや、“ある時”に撃ったんだろう。元の世界に戻る為に、生き残る為に

藍莉

と、とにかく、この銃は持っておくだけ持っておこうよ。”必要“になる時が、、、出来れば来ないで欲しいけど...

鳥井 希(小学生)

せやなぁ....

鳥井 希(小学生)

とりあえず、屋上の皆と合流し____

鳥井 希(小学生)

鳥井 希(小学生)

危ない!!

ドンっ

藍莉

え___

ザクッ

そう鈍い音ともにゾムの足から鮮血がドクドク流れる。

藍莉

ゾムッ‼︎

鳥井 希(小学生)

っ〜〜〜...!

藍莉

何か止血するもの...!

鳥井 希(小学生)

藍莉!まずは此処から離れるぞ...!

鳥井 希(小学生)

“また”くる!

藍莉

えっ!?____うわっ‼︎

キラリと何かが光ったかと思うと高速で“それ”が飛んで来た。

藍莉

っあっぶねぇ...!

藍莉

マジかよ、刀飛ばしてくんの...!?

着地した所を見ると真っ黒な刀が地面に刺さっていた。

鳥井 希(小学生)

はぁ...刀にはいい思い出はないなっ...!

そう言い、足に刺さった脇差(わきざし)が動かないように屈(かが)みながら

鳥井 希(小学生)

ほら!比較的安全な屋内避難するぞ‼︎

痛々しい血塗れの片足を一生懸命に動かしながら藍莉の手を引っ張り、小学生の体で出せる力いっぱいに移動するゾム。

藍莉

わっ!大丈夫だよ!?それよりもゾムの方が重体なんだから安静にしてて‼︎

鳥井 希(小学生)

小学生だからって舐めんな‼︎

藍莉

そういう問題じゃないの‼︎

藍莉

早く避難するならこっちの方が良いでしょ...‼︎

鳥井 希(小学生)

っ!?ちょ、流石にこれ他の人に見られたぁないで!?

藍莉

しー!今から屋内入るからそれまでの辛抱だよ!

藍莉はゾムの手を振りほどき、ゾムの体をお姫様抱っこで屋内に入ろうと走る構えをする。

藍莉

.....今だ...!

タッタッタッ

零蛇小学校:2F6-1教室

藍莉

良し...周りには誰もいない

藍莉

ゾム?降ろすよ?

鳥井 希(小学生)

あ、あぁ、そーっとな...?

藍莉

分かっとるよ〜

鳥井 希(小学生)

....教室も所々位置変わっとんな

鳥井 希(小学生)

____とりあえず、今は猿達と合流する事が優先事項や!水晶も見つけながらな!

藍莉

その前に足の応急処置やろ

藍莉

脇差は抜かん方がええから固定用の布がいるな

藍莉

(って言っても布はあっても保健室ぐらいしか無いし...かといってゾムを此処に置いて行動は出来ない...)

思案していると、バサっと何かが落ちる音がした

藍莉

ん?

藍莉

あれ、なんで布があるん...

鳥井 希(小学生)

急に目の前に現れたで、その布

藍莉

マジかよ

鳥井 希(小学生)

多分...異能力ちゃう?異病の

異能力とは呼び方は人それぞれだが、異病の特殊能力の事だ。

藍莉

ま、いいか

カツン、カツン

ふと、誰かが廊下を歩く音が近づいてきている事に気がつく

異病と私とwrwrd[更新中]

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