テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
瑠璃🎼🍍📢(さくしゃ)
826
28
コメント
1件
うわあ…家族の絆がじんわり沁みる回だったね。 まろがないこの声でほとけやりうらを宥めるシーン、すごく好き。双子だからこその声の似せ方と、それでも「大丈夫」って優しく撫でる手つきが想像できて、胸がぎゅっとなった。 トラウマを抱えながらも、少しずつ克服しようとする姿に、ちゃんと希望が見えたよ。最後の「生きてそばにいてくれるだけで十分」ってまろの心の声、重くて温かくて、私も同じ気持ちになった。 にーなさんの描く家族の形、すごく尊いです。ありがとう。
2 7
LAN
すち
みこと
暇72
暇72
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
ないこ
ないこ
ないこ
いるま
LAN
LAN
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
2 7
2 7
暇72
雨乃こさめ
雨乃こさめ
いるま
LAN
すち
みこと
2 7
暇72
雨乃こさめ
いるま
LAN
すち
みこと
ないこ
ほとけ
ほとけ
初兎
初兎
リビングから声がして
私は作業している手を止めて キッチンからリビングの方へ振り向く
振り向いた時に
高い位置で結っている 青髪のポニーテールが動きに合わせて カーブした
りうら
りうら
ソファーの背もたれに体重を預け
こちらを見ている最年少と目が合う
まるで
『そうだよね?』って 確認をしているみたい
その様子を水色と白色も見てくる
私は苦笑しながら隣で まだ黙々と作業している姉を見た
グッと無言でグッドサインを 片手でしてくるのでOKと受け取る
if(まろ)
if(まろ)
いむしょー
りうら
まさかの従姉妹に会っている という情報を聞きこちらをバッと見る
水色と白色……ほとけと初兎の双子が 声を合わせて驚く
ソファーから 身を乗り出てクッションを
ポコポコ可愛らしくて殴る最年少…… りうらは声を上げた
ほとけは
水色とグラデーションの紫色で 腰まである長い髪が特徴の天然な
……アホの子
髪の先っちょには 淡く星の形な生まれつきの柄がある
初兎はほとけと双子で姉の方
白色の背中上まである髪を 二つに分けてハーフアップにしている
紫色の瞳に左頬の♡の中にitと 何故か書かれた生まれつきの痣?
みたいなのがある
初兎的には 自分のチャームポイントらしい
りうらは姉妹の末っ子
肩につく長さの赤色の髪に 黄色のピンで前髪を上げている
性格は冷静でよく周りを見ている
絵も歌も上手い可愛い末っ子だ
悠
アネキ……悠ちゃんは
そう言って出来上がったクッキーを 皿に並べていく
私も 用済みのボトルなどを洗っていく
悠
悠
ほとけ
りうら
事情は知っている
アネキがすちといると
同じ大学に行っているから話などは みんなに共有されているのだ
“記憶”
その言葉で ほとけとりうらが青ざめた
小さく震え始め
ほとけに関しては 涙目になってしまっている
if(まろ)
if(まろ)
うちの姉妹も
みことらんと 同じようなことが起こった
何気ない毎日が、壊された
九年前
あいつによって私たちは引き離された
二人は三年間
ないこは五年間行方不明だった
見つかっても
ないこは 一年間記憶を無くしたままだった
今はもう思い出しているけど
それは 自分たちを守ったからだと
……ほとけとりうらは 自分を責め続けている
そして、 それが二人のトラウマだ
ほとけ
りうら
初兎
初兎
いむはほとけの愛称だ
頭を抱えてうずくまった二人を見て
初兎が焦って名前を呼ぶ
こういう時は
ないこ自身が『大丈夫だよ』と
声を掛けているが今はないこが居ない
ので、その方法は取れない
if(まろ)
あんまり この方法は使いたくないんだけど……
if(まろ)
if(まろ)
if(まろ)
私とないこは双子
似てないってよく言われる
だが
声質や性格は そっくりまでいかずとも近い
だから
ないこの“声”で声を掛ければいい
ほとけ
りうら
二人はパニックの時
あまり 視界の情報は頭に入らないみたい
ないこか私が 居れば、二人を宥められる
二人は 目を張ると私に抱きついてきた
私はないこの声のままで 二人の頭を優しく撫でる
if(まろ)
余計なことは言わない
二人がもっと慌てるから
私は二人が安心するまで ずっと背中を一定のリズムで叩いた
•
•
•
初兎
初兎
まろは私の愛称
隣で申し訳なさそうに 私に笑いかけたのは初兎だ
ふと二人を見てみると 限界が来たのか眠ってしまっている
if(まろ)
思わず 口調がきつくなってしまった
それほど、驚いた
前ならまだ泣いていたはずなのに
初兎
初兎
悠
悠
はちみつミルクを持って来てくれた
アネキは八の字に眉を下げた
私はゆっくり立ち上がると コップを受け取る
息を吹きかけて飲む
はちみつとミルクの甘味が 口いっぱいに広がった
if(まろ)
if(まろ)
if(まろ)
そう
これも全部、誘拐したあいつが悪い
寝てしまった二人の頭を撫でていると アネキのスマホが鳴った
アネキは首を傾げながら スマホを手に取り、優しく微笑んだ
悠
悠
しょーまろ
私と初兎が首を傾げてアネキを見ると
アネキは 笑いながら画面を見せてくれた
そこにはないことの チャットが書かれている
7/15(水)19:32
悠
既読
ないこ
今日
ないこ
ないこ
ないこ
悠
悠
既読
ないこ
👍
初兎
初兎は 力を抜いてソファーに倒れ込む
そしてソファーで 寝ているほとけの頭を撫でた
りうらにも優しい微笑みを向ける
if(まろ)
if(まろ)
私は息を吐いた
ゆっくり、長く
息を吐きながらそっと目を閉じた
if(まろ)
if(まろ)
そんな心配は杞憂だったらしい
少し、 ないこの方も心配だけど……
大丈夫か
ないこだってもう立派な大人
記憶が無くて、 不安定だったないこやない
if(まろ)
if(まろ)
アネキは酷いように見えて 実はそこまでない
どちらかと言うと
私とりうらが激しい
何か小さなことでも、 内心すっごく焦る
if(まろ)
心配はいらない
だって ないこは今までもこれからも
if(まろ)
if(まろ)
本当は『リーダー』だとか どうでもいい
生きてそばにいてくれる
if(まろ)
私が微笑むとアネキと初兎は笑った
ほとけとりうらも
苦しそうな表情はしておらず
ほんのり微笑んで寝ていた