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日向
影山
日向
影山
影山
日向
影山
田中
日向
仲良くなんて出来ない。
だってその方法が分かんないんだから。
月島
日向
苦しい。
嫌われるのが、怖い。
仲良くしなきゃ、無理にでも。
澤村
日向
それから俺は部活が終わっても自主練としてレシーブ練をした。
腕が赤くなるまで、ボールを拾えるまで。
菅さんに相手をしてもらったり、月島や先輩たちに教えてもらったりした。
だけど、上手く出来なかった。
バレーはそんなにやったことが無かったから。
遊びでしかやったことが無い。だから影山は俺が嫌なんだ。
俺にトスをあげるのが嫌なんだ。
日向
でも、少しは上手くなった。そう思える。
影山も時々こっちを見てくれる。
だからもう一回。
日向
···おう
日向
影山
日向
初めて喜べた気がする。
やっと影山のトスが打てる。
そして3対3の試合。俺達は勝つことが出来た。
少し前から練習していた目を瞑って打つ攻撃が月島たちに効いて、勝てたんだ。
初めての事で嬉しくて嬉しくて!
日向
影山
もっと影山のトスが欲しくなった。
でも、一つ問題があった。
それはこの俺が本物じゃないことだ。
みんなは、偽の日向翔陽を見ている。
偽を愛している。
だから、愛されている偽の俺に嫉妬してしまう。
苦しいなぁ···っ。
月島
日向
月島
日向
ねぇ、···偽物の俺と本物の俺、どっちが好き?
って···聞いてもわけ分かんなくなるよね。
分かってる···だから、言えないんだ。
本物の俺を、出せないんだ。
辛い···みんなが見ているのが偽物、なんて。