優花
はぁ……
優花
ピロンッ
優花
【次の恋に進めって感じ……?】
先ほど主からの話を水くんに伝えて、今ベッドにダイブしたところだった
優花
余計なお世話、w
優花
【さーせん、w】
今回の一件で黒輝が主に好意を抱いていることが決定した
主を泣かせたことは本当に許せないし、黒輝が良くないと思う
でも、小学校低学年からずっと思い続けている人をすぐに諦めることなど出来るはずがなかった
優花
【またなんかあったら呼んでねっと……】
優花
カタカタカタカタ
まぁ私にとって一番いいのは主と水くんがくっついてくれることだ
主と水くんのことは応援しているし、くっついてくれればお互いWin-Winだ
side.主
今日改めて優花がいてくれて本当によかったと思った
優花のおかげでたった数十分でここまで立ち直ることができた
その勢いに身を任せて黒輝にも連絡をしてみることにした
主
カタカタカタカタ
電源を付けトーク画面を開くと
黒輝
ごめん
ただ一言
謝罪の言葉だけが送られてきていた
主
今回の事は忘れるから黒輝も忘れて
主
今まで通り接してもらって良いから誰にも言わないで
そう、間髪入れずに送信した
今までの会話で一番冷たい話し方をしているかもしれないと思った
すると、すぐに既読がつき
黒輝
わかった
黒輝
ごめん
黒輝
ありがとう
そう三通続けて送られてきた
関係は悪くしたくなかったため
主
じゃね
と、挨拶だけは返しておいた
主
テクテク
水
テクテク
少し怯えながら教室に入ると
黒輝
おはよ
今まで通りそう声をかけてきた
主
おはよ、
だが、そこから話し始めることはなかった
黒輝
~~~~~~~~
黒輝友
www
その後も話しかけてくることはなく
この日交わした言葉は朝の挨拶のみだった
主
【ん~~~~~~……】
水
─s
そこまで素っ気なくされてしまうとやはり寂しいのか
水
ぬ─
家に帰っても黒輝のことが頭から離れなかった
水
主!
主
んぇ
主
なにっ!?
今みたいに水の声も耳に届かない
水
どうした?
主
え?
主
いやごめんなんかボーッとしてる、w
水
黒輝くん、
水
めっちゃ素っ気なかったね
主
そうだね、
水にも少し怪しまれているかもしれない







