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E.3
初勤務から2日後
休みの振り替えで瀬戸内さんが塾に来た、
成績の話や、学校の話
色々聞く度に胸が高鳴るように
学生時代を思い出す
授業が終わった頃、
瀬戸内さんが言った、
瀬戸内菜美
深澤辰哉
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
なんで、
事務所にもう無理って言われたから なんて言ったら瀬戸内さんはきっと悔しがるだろうし、嘘だと言ってくるだろう、
だけど、何かいい答えが思い浮かぶ気もしなくて、
顔が自分でもわかるくらいに曇っていく
松本先生
松本先生
深澤辰哉
深澤辰哉
俺はその場しのぎにしかならない1番やっては行けない行動をとってしまった、
気まずくなって俺は逃げただけの最低な大人、
どうにも挽回しにくいこの状況、
どうするのが正解か分からず ぼーっとしていたら
深澤辰哉
コピーの量を間違えて5枚でいいのに20枚もコピーしていた、
深澤辰哉
俺は申し訳程度にしか過ぎないが
頭を下げて、
塾を出た、
E.4
塾を出ればあたりは真っ暗、
塾のすぐ近くにある交差点に向かって歩いていたら、
深澤辰哉
さっき見たはずの服装の女の子が 交差点の前でで自転車を押していた
いや、見たはずのじゃない、
深澤辰哉
そんな瀬戸内さんの後ろから知らない男が1人、
ふたりが話しているかどうかは距離で気に聞こえないけど、
多分知り合いでは無さそうだ、
深澤辰哉
様子を伺っていた時、
男が瀬戸内さんの腕を掴んだ、
それと同時に瀬戸内さんの自転車が倒れる
瀬戸内さんの顔は強ばっていて、 今にも泣きそうな目をしていた、
俺はイライラした状態を抑えられなくなり、瀬戸内さんの方へと向かう
深澤辰哉
男に向かってそう言うと
瀬戸内さんは涙目で俺を見る
瀬戸内菜美
水を入れたグラスのように震えた 小さな声
見知らぬ男
余裕ぶって睨みつけてきたのに余計に腹が立って
深澤辰哉
深澤辰哉
知らない相手なら尚更連れていかせるわけが無い
俺は講師として必死の対抗をした
だけど
見知らぬ男
見知らぬ男
見知らぬ男
まだ懲りねぇのかよ、
そう思ったけど、瀬戸内さんの顔が限界だと物語っている気がして、
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
そう煽り気味に言うと
見知らぬ男
見知らぬ男
喧嘩を売ってきあがった、
深澤辰哉
深澤辰哉
見知らぬ男
見知らぬ男
着ていたシャツを一応汚さないようにガードレールにかけておいて
相手の様子を伺う
ニヤッと笑って俺に拳を向けてくる、
深澤辰哉
相手の拳が飛んでくる数cm前で 相手の顔を平手打ちした
見知らぬ男
その場に倒れた男は俺に打たれた左頬を抑えていた
ただ満足いかなかった俺は
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内さんは口を開けて俺らの方を見ていた
あ、そうだ、瀬戸内さんの自転車、
かっこつけて台詞を吐いたものの やってることはほんと子供、
瀬戸内さんの目には かっこよく映ってたかな
だったら嬉しいけど、
未だにぼーっと口を開けている瀬戸内さんに
深澤辰哉
瀬戸内菜美
声をかけたら犬のように大人しく着いてくる
何故だろう、
今まではファンの人にあったとしてもこんな感情を持たなかったのに
気がつけば俺は瀬戸内さんに手を差し伸べていて
瀬戸内さんはそっと俺の手を握り返してくれた、
どうしてこんなにも君といると、
俺の胸は高鳴り、
アイドルとしていた自分を自然に出せてしまうのだろうか、
いや、もしかしたら、
こうして自然にしていることが、
俺の本当の飾らない素の姿なのかもしれない
もし、そうだとしたら、
瀬戸内さん、 君には
その白く小さい手から、
一体俺をどうする力を持っているんだ、?
俺はそれが恋だなんて
君を傷つけるまで知らなかった
E.5まで ❤400以上
更新遅くなってごめんなさい💦
TELLERのコメ返も遅いまんまだし💦💦
こんな私の作品ですがぜひ
❤連打と感想💬たくさんお待ちしてます︎💕︎