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私には、好きな人がいた。
小学5年生のときからだ。
でも、クラスが一緒になったことは、
好きになる前のときだけだった。
だから、中学1年生で、好きになってから初めてクラスが一緒になったときは、
心臓が飛び出しそうなぐらい嬉しかった。
君と同じ空間にいることが嬉しい。
君と同じものを見ているのが嬉しい。
君と同じことを聞いているのが嬉しい。
何もかもが嬉しかった。
そして、
君と目が合ったとき。
君と話しているとき。
君を見ているとき。
それは、ほんとにほんとに嬉しかった。
君の声、
君の目、
君の顔、
君の動作。
全てが好きだった。
私は、勇気を出して告白した。
目を見るのだけでも恥ずかしいくらいだった。
答えはNO。
君からのごめん。
一瞬だった。
胸が苦しかった。
心が真っ白になった。
泣きながら帰った。
帰ってからも泣いた。
涙が止まらない。
悲しい。
悲しい。
悲しい。
悲しかった。
でも今、私は後悔していない。
だって、大好きだった君に思いを伝えられたんだから。
私は傷ついた分だけ強くなった。
泣いた分だけ笑顔になれた。
前に進めた。
今は、胸を張ってそう言える。
決して振られることはダメな事じゃない。
次の自分への1歩だ。
今、片想いをしている人。
自分の想いを伝えることは、すごく勇気のいることだと思う。
だけど、私は勇気を出して告白したとき、
人に想いを伝える大切さを学んだんだ。
だから、思い切って大好きな人に想いを伝えて欲しい。
たとえ、その結果がダメだったとしても、
それが、あなたを前進させる、
「大きな力」になるから。