いつの間にか二度寝してしまっていた
ズキズキ
頭に朝と同じ痛みが残っている
あんな雨の中飛び出したから
自業自得だ
れる
こったん…?
静かに声がかけられた
横を見るとれるちが、座っていた
こったろ
れるち…ずっと、いてくれてたの?
れる
れるが、居たかっただけ
れる
そのさ…昨日は、ごめん
いきなりれるちが、謝ってきた
頭がぼーっとしてるのもあってれるちが、なんで謝ってきたのか分からなかった
れる
こったんに、怒鳴ってしもたから
ぼやっと昨日の記憶が蘇ってきた
こったろ
そんなの気にしてないよ!
こったろ
だから…謝らないで
れる
ありがとう…!
れる
あ…そうや、1番聞かなあかんやつ忘れてた
れる
…やっぱり、あるんやろ?
れる
言えへん理由が…
こうなることは、分かってた
でも、なぜか隠そうとは、思わなかった
聞いて欲しいっていう気持ちが強かった