麻衣は、古着屋で あるコートを見つけた
麻衣
このコート、安いし最高!
麻衣
麻衣
(なんか裏地に赤茶けた
染みががあるけど着れば見えないし、まぁいっか)
染みががあるけど着れば見えないし、まぁいっか)
麻衣
このコート、ください!
そのコートは裏地に赤茶けた 染みがあったが、麻衣は気にせず 購入した。
そしてさっそくコートを来て 帰った。
帰り道…
麻衣
いい買い物したなー
麻衣がフラフラした足取りで 足を進めていると、
男の人
危ないですよ!?
麻衣
はっ
声をかけられた瞬間 目の前を車が通りすぎた
麻衣
(男の人が止めてくれなかったら私、轢かれてたかも…)
それから麻衣は横断歩道で ボーッとしていまうことが増えた
麻衣
このコートを着ている日に限って危ない目に遭う
麻衣
もうこのコート着るのやめよう…
それからそのコートを クローゼットにしまいこんだ。
すると、危ない目に遭う事がなくなった
しばらくして、 姉の美咲が交通事故にあった。
病院
麻衣
お姉ちゃん!
美咲(姉)
麻衣
美咲の病室には あのコートがあった
麻衣
このコートがなんで
ここにあるの!?
ここにあるの!?
美咲(姉)
ごめん、勝手に借りちゃって
このコートのせいで お姉ちゃんは事故にあったんだ…
後日、霊感の強い麻衣の叔母が お見舞いに来た
叔母
大丈夫?
美咲(姉)
はい、なんとか
叔母
!
叔母
そのコート…
美咲(姉)
あ、これ麻衣から借りたんです
叔母
すぐ捨てなさい!
麻衣
え、
美咲(姉)
どうして…
麻衣
なんで、
叔母
以前の持ち主、
交通事故で死んでるわよ
交通事故で死んでるわよ
麻衣
え、、、
叔母
その古い染み、彼女の血よ
叔母には、美咲の血を吸ったコートが 生き生きしているように見えたという。