桃赤 ちょっとキャラ崩壊してるかも 期待はずれだったらごめんなさい
黒くて厚い雲がまるで生きてるかのように蠢いている
赤
少しモザイクのかかった視界を何度か瞬きをしてクリアにする
いつもはそのまま寝てしまうのだが、雨の日はそうはいかない
ふとさとみくんの顔が浮かぶ
クラスが違うためさとみくんの様子が窺えないのが非の打ち所
今日はまだ会えてもないし…
黄
隣に座るるぅとくんが小声で肩をツンツンとしてきてるぅとくんの方を見ると
黄
と言って今度は窓の外に指を刺した
意識をすれば雨の音が耳に入ってきて窓の外に目をやる
赤
黄
ニコッと可愛らしく笑うるぅとくん
赤
そういえばさところは偏頭痛持ちなのか
黄
2人でクスクスと笑う
その後もなんとなく会話して、なんとなく授業に集中して
そんなことをしていれば授業が終わるチャイムが鳴った
机の中から次の授業の持ち物を置いて立ち上がる
黄
手を振るるぅとくんに手を振り返して教室を出た
さとみくんの教室に繋がる廊下を生徒たちの楽しげな会話をぼんやりと聞きながら進む
彼の教室に着いて顔を覗かせる
橙
俺に気づいたジェルくんがさとみくんの鞄を俺に渡す
赤
その鞄を受け取って俺は近くの階段を降りた
一階について保健室と書かれた部屋にノックをして入る
先生は俺を見るなり当たり前かのように「仕事があるから」と言って職員室へと向かった
そんな先生に苦笑して奥のベッドへと向かう
静か目にカーテンを開けるとやはり彼は布団にくるまっていた
ポスポスと軽く叩くとゆっくりと大きな塊が動いて顔を覗かせた
桃
赤
名前を呼ばれて返事をすれば力なく笑った
ベッドの端に腰掛けてさとみくんの頭を軽く撫でる
その手に擦り寄ってくるさとみくんは可愛いと思ってしまう
赤
桃
頭が痛いのか苦しげな表情をするさとみくんに話しかけるが休む気はないらしい
桃
赤
俺の返事を待たずにさとみくんは容赦なく俺を抱きしめた
赤
桃
片手がさとみくんに捕まえられている所為で苦戦しながら鞄の中を漁る
今から飲んでも効くかな〜
他とは違う質感の物を取り出すと見事薬が入った白い紙袋
そこもまた苦戦しながら錠剤を取り出してさとみくんに渡す
桃
赤
そう言うとさとみくんは涙ぐんで今にも泣きそうになっている
どうしたものか……
まずはプランAを試してみるか
赤
桃
ポロっと、さとみくんの目に溜まっていた涙が零れた
桃
赤
優しく問う
こうすると飲んでくれる事が多いが
……今日は飲んでくれなさそう
桃
プランBに変更だ……!
泣きじゃくるさとみくんの頭を撫でる
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
ギュッと抱きしめられる
俺も抱きしめ返して少し震える背中を摩る
赤
桃
赤
桃
これでもダメなのか…
もう最終手段いこうかな…
さとみくんに渡した薬を取って自分の口に入れる
ちゅ…カラ…
桃
赤
離れようとするが、腕を引かれてベッドに押し倒された
桃
赤
桃
無視すんなや
赤
桃
さとみくんは不敵に笑うと俺の唇を塞いだ
やっぱりさとみくんには最終手段が効果抜群かな?
赤
桃
…ただいま放水中…
桃
赤
桃
赤
桃
赤
赤
急いでシャツのボタンを閉じて保健室を後にした
~ end ~
コメント
31件
今頃ですがこの物語とっても好きです🥲💞 ブクマ失礼します🙌🏻🎶
初コメ、フグマ失礼🙇♀️(遅コメすみません
うんマジでほんとにガチで最高です(語彙力 ほんとにマジガチ尊いです。 ブクマ失礼しますっ!