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サイキッカー!!

第4話 - 4杯目/新たな仲間

813

2025年07月27日

#司類

#冬彰

あかまる🍓🐾໊@イラコン開催

司

(どうしよう……！！！)

司

(彰人が敵だと分かった今、一緒にいるのは危険だが…)

司

(かと言って、このまま解雇することも出来ん…！！)

司

(しかし、バレたらマズイ…！！)

司

(うぅーーーー……どうしたらいいんだ……！！！)

ネコ

(シケた面してんなぁ)

司

ね、ネコ太郎……！！！

ネコ

(マロンくんだっつってんだろ)

司

す、すまん！！

ネコ

(悩みか？)

司

あぁ…困ったことになってな、

司

仲間だと思って信用していた人が…自分にとって、敵だったんだ。

司

どうすればいいのか、分からなくて…

ネコ

…

ネコ

(どうもしなくていいんじゃねぇか？)

司

え？

ネコ

(今まで通りでいいだろ。敵だったとしても、仲間だったってことは変わらねぇ)

ネコ

(それか、悩むくれぇなら自分からぶつかって、決着をつけるんだな。)

司

ネコ太郎……

ネコ

(マロンくんだ)

司

ありがとう、マロンくん。

ネコ

(ふんっ、礼を言われる筋合いは無ぇ)

ネコ

(じゃーな)

司

(今まで通りか、ぶつかるか…)

司

(オレは……)

司

彰人。

彰人

はい？

司

今日、仕事終わり…時間を作ってくれんか？

彰人

いいですけど…

司

ありがとう。じゃあ、終わった後残っててくれ。

彰人

分かりました。

彰人

(恋愛相談か？)

営業後

類

お疲れ様でした〜

彰人

お疲れ様でした。

司

お疲れ様！

彰人

で、どうしたんですか？

彰人

センパイとの恋愛相談とか？

司

いや、

司

もっと…真剣な話を。

彰人

…

司

(自分でもバカだとは思う。だが、)

司

(オレは彰人のことを信用してる。)

司

(だから……)

司

(……ぶつかってやる。)

司

あき、

彰人

ねぇ、店長。

司

う、うん？

彰人

店長、俺のこと信用してる…って、言ってくれましたよね。

司

あ、あぁ…言ったが、

彰人

俺も一緒。店長のこと信用してます。

彰人

だから…それ以上は、言わないで下さい。

司

！

彰人

(店長、どうせ心読めるとかでしょ。)

司

？！？！

司

あ、彰人！！お前…っ

司

(気付いて…)

彰人

貴方分かりやすいですから。気を付けて下さいね。

司

(もしかして…昨日の心の声は、わざと聞かせたのか…？)

彰人

仕事は仕事です。…けど、

彰人

(超能力者を全員、悪だと決めつけて逮捕したりはしません。)

司

！

彰人

(俺が捕まえるのは、犯罪者やそういう思考のある超能力者です。)

彰人

(そうじゃない人の生活まで奪うことはしません。)

司

彰人…

彰人

(でも、組織はそうじゃない。)

彰人

(あの人たちは、超能力者を見つけ次第全員駆逐しようとしてる。)

彰人

(だから、俺にはその事を打ち明けないで下さい。)

彰人

(それを聞いたら、仕事しなきゃいけなくなるんで。)

彰人

(俺は何も、気付いてませんから。)

司

……

司

……ありがとう、彰人。

彰人

なんの事やら。

司

オレは絶対、オレのことを信じてくれたお前を裏切るようなことはしないと誓う。

彰人

それはお互い様ですね。

彰人

信じてます。店長。

司

あぁ。オレも、信じてる。

翌日

就職希望です。

司

…

司

(な、なんか物凄く美形な人が来た…！！！)

ここで働かせてください。

司

わ、分かった！とりあえず面接をしよう！

冬弥

青柳冬弥、歳は21歳です。よろしくお願いします。

司

こちらこそ、よろしくお願いします！

司

じゃあ、うちで働きたいと思ってくれた理由はなんですか？

冬弥

平日の夕方からと、週末に入れるアルバイトを探しており、こちらの募集内容が希望に合うので応募しました。早く仕事を覚えて長く続けたいと思っています。

司

(お、おぉ…！しっかりしてるな！)

司

(しかし…)

司

(心が……全く読めない…？)

司

(何も聞こえない…)

冬弥

質問は以上ですか？

司

あ、あぁ！えっと、ちょっと待って下さいね！

司

(なんか変な子だが、受け答えもしっかりしてるし、真面目そうだ。)

司

(心が読めないのは気になるが…まぁ、いいだろう。)

司

採用だ。今日からよろしく頼む。

冬弥

ありがとうございます。

司

シフトは平日の夕方と、週末に入れるんだったか？

冬弥

はい。今日からでも大丈夫です。

司

何っ！それは助かるが…

司

…分かった！なら、今日から頼む！

冬弥

はい。

司

と、いうことで…

司

今日から1人、新しく仲間が出来た！

冬弥

青柳冬弥です。よろしくお願いします。

類

神代類だよ。分からないことがあったら何でも聞いてね。

冬弥

ありがとうございます。

彰人

……

彰人

(なんで…コイツがここに…)

司

？

彰人

久しぶりじゃん、冬弥。

冬弥

…

冬弥

あぁ、東雲彰人。

彰人

フルネームかよ。

司

知り合いか？

彰人

はい！高校時代の友人で！

類

え、そうなの？

冬弥

…はい。

彰人

まさかこんな所で再会するとはな。

彰人

今日、飲みに行こうぜ。折角の再会だし、な？

冬弥

あぁ。

司

(なんだ…？)

類

ふふ、お友達だったんだね。

彰人

はい、コイツの面倒は俺が見ますね。

類

それは助かるねぇ

彰人

…

彰人

(アイツら…勘づいたか？)

彰人

(まさか、アンドロイドまで寄越すなんて…)

司

(…)

司

(あ……？)

司

(え、アンドロイド？！？！？)

彰人

(アンドロイドです。水に濡れたらヤバいんで、水周りの仕事はNGでお願いします。)

司

うぉ…分かった…

司

(え、あれがアンドロイド……？！？)

司

(ほとんど人間と遜色ない……)

司

(しかし…そうか。だから心が読めなかったのか、)

司

(しかし、彰人の言動的に…)

司

(冬弥は恐らく、異能規制隊が派遣したアンドロイド…？)

彰人

どういうつもりだ。

冬弥

質問の意味が分からない。

彰人

お前のマスター(開発者)は何を考えて、何でお前を派遣した？

冬弥

彰人のサポートをするように命じられた。

冬弥

マスターは、中々報告しに来ない彰人のことを心配していた。

彰人

……そうかよ。

冬弥

今日あの2人と接触してみて、分析した。

冬弥

天馬司、超能力者の確率87%

冬弥

神代類、超能力者の確率56%

冬弥

まだ1日目だが、それにしては2人とも高い数値結果だ。

彰人

…

彰人

その結果は、マスターに報告すんのか？

冬弥

俺はあくまで、彰人のサポートを任された。

冬弥

そして、マスターには彰人の指示に従うよう命令されている。

冬弥

彰人の指示がない限り、俺が自ら行動することはない。

彰人

……

彰人

変わったな、お前。

冬弥

……

冬弥

言葉の意味が読み取れなかった。

彰人

そうかよ。

冬弥

保留にしていた質問をする。

彰人

どうぞ。

冬弥

俺と彰人は、高校時代の友人という設定にするのか。

彰人

あぁ。

冬弥

分かった。

彰人

…けどお前、マスターの場所に帰るんだろ？

冬弥

いいや。

彰人

え？

冬弥

彰人の家に行くよう指示された。

彰人

え？

彰人

き……聞いてねぇけど？

冬弥

指示は指示だ。

冬弥

だが、彰人の負担にはならないはずだ。俺は食事もしないし、自動メンテナンス機能も、充電機能も備わっている。

冬弥

大きな荷物が増えるだけだと思って欲しい。

彰人

…断る。

冬弥

それは困る。

彰人

荷物じゃなくて、居候ってことなら置いてやってもいい。

冬弥

何故わざわざ言葉を言い換える必要がある？

彰人

俺がそうしたいから。

冬弥

…わかった。

冬弥

なら、居候が出来ると思って欲しい。

彰人

それで良し。

彰人

帰るぞ。家事とか手伝ってもらうからな。

冬弥

プログラミング外のことは出来ないが。

彰人

そんなの俺が叩き込んでやるよ。

冬弥

…分かった。

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冬弥登場！彰人の「変わったな」的な発言といい、2人は元々知り合いだったのかな？続き楽しみにしてます！

冬弥〜！アンドロイドか〜これで2対2になった！それにしても彰人、察して心の中で司に喋ってるの色々凄い！でもアンドロイドの冬弥は厄介そうだな〜続き楽しみにしてます！

今回もとても、面白かったです！次回も楽しみに待ってます！

あかまる🍓🐾໊@イラコン開催

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