はぁ.....はぁ....はぁ,.....
小鳥遊 結衣
っ.......
小鳥遊 結衣
(お父さんとの思い出が.....)
小鳥遊 結衣
大切な.....物なのに........
もういらないから捨てていいわよね
小鳥遊 結衣
(頭から離れない......)
小鳥遊 結衣
ごめんなさい.....お父さん......
~昔~
小鳥遊 結衣(幼少期)
ねぇ~お父さん
小鳥遊 結衣(幼少期)
この楽器ってなに?
小鳥遊 幸輝(父)
それはね、カリンバというんだ
小鳥遊 結衣(幼少期)
かりんば?
小鳥遊 幸輝(父)
カリンバ、
小鳥遊 結衣(幼少期)
カリンバ!
小鳥遊 幸輝(父)
w
小鳥遊 幸輝(父)
そうだ、お父さんが引いてあげよう
小鳥遊 幸輝(父)
何か、弾いて欲しい曲は、あるかい?
小鳥遊 結衣(幼少期)
んー何でもいいよ~
小鳥遊 幸輝(父)
ふふ結衣は、可愛いなぁ~
小鳥遊 幸輝(父)
♪
小鳥遊 結衣(幼少期)
わぁーすごい綺麗!
小鳥遊 幸輝(父)
ありがとう
小鳥遊 結衣(幼少期)
でも、どうしてこんなに綺麗に弾けるの?
小鳥遊 幸輝(父)
自分の思った通りに弾けばいいんだ。
小鳥遊 結衣(幼少期)
思った通りに?
小鳥遊 結衣(幼少期)
でも、綺麗に弾けなかったら?
小鳥遊 幸輝(父)
それも音楽だよ。
小鳥遊 幸輝(父)
どんな音にも心がこもっている。だって、自分で弾いたものなのだから。
小鳥遊 幸輝(父)
きっと結衣にも自分がやりたい!と思えることがあると思うよ。
小鳥遊 結衣(幼少期)
私がやりたいこと?
小鳥遊 幸輝(父)
うん。
小鳥遊 幸輝(父)
まぁ結衣は、まだ子供だからねぇー
小鳥遊 結衣(幼少期)
子供じゃないもんっ!!
小鳥遊 幸輝(父)
ふふっ
小鳥遊 幸輝(父)
でも、結衣が大人になったらどうなるんだろうね。
小鳥遊 幸輝(父)
お父さん、見れないのが残念だよ...
小鳥遊 結衣(幼少期)
?
1週間後
小鳥遊 結衣(幼少期)
お父さんっ!お父さんっ!
小鳥遊 結衣(幼少期)
何でよぉ!何でいなくなっちゃうの?!
小鳥遊 累
結衣、やめろ静かにしなさい!
小鳥遊 結衣(幼少期)
だってだって……お兄ちゃん
小鳥遊 結衣(幼少期)
お父さんが亡くなるなんて聞いてないよ!
小鳥遊 幸輝(父)
結衣....
小鳥遊 結衣(幼少期)
お父さん..どうして?どうして教えてくれなかったの?
小鳥遊 幸輝(父)
ごめんね…心配させたくなかったんだ。
小鳥遊 結衣(幼少期)
それでも教えてよ!なにも知らないで、居なくなる方がいやだよ!
小鳥遊 幸輝(父)
........結衣.....
小鳥遊 結衣(幼少期)
それほど私のことは、信頼してなかったの?それほど、私のことが嫌いなの?
小鳥遊 幸輝(父)
違う!お父さんは、結いのためを思って.....
小鳥遊 結衣(幼少期)
そんなのうそだ!
小鳥遊 結衣(幼少期)
もう......もう……
小鳥遊 結衣(幼少期)
お父さんなんて、嫌い!
小鳥遊 累
結衣!
小鳥遊 幸輝(父)
........
バタンッ
小鳥遊 結衣(幼少期)
お父さん........