この世界には四季が無い
春が来ない。と言った方が良いだろうか
地面は凍りつき、次第に人の心も冷たく冷えきってしまった
でもきっと、俺の恋にも春が来ないのだろう
莉彩
遅いよ
翔太
ごめん…
翔太
別れよう。俺達
莉彩
え…
翔太
正直、お前の事好きじゃなかったし
翔太
それにお前だって俺の事好きじゃなかっただろ?
莉彩
ちが_
翔太
さようなら
彼女に話を止められる前に全て、言い放った
泣いていなかっただろうか
今にも溢れ出しそうな涙から逃げるように 俺は早足で店を出た
涙で滲んた道はとても綺麗だった
まるで削れ切った俺の心を慰めてくれるようで
でもこの悲しみを埋められるようなものなんて無いんだろう
一生、幸せになれる事なんて無いんだろう
愛する人を傷つけたこの罰は決して消えない
結局、この世界に春が来る事なんて無いんだ
他人を傷つけ、自らを絶つ。そんな俺達にはきっと_