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あぁ、死ぬんだ。そう感じた。

でも、最期にあいつらを圧倒できる、今まで足りなかった 何かを、最後に手に入れたかった。

「解。それでは個体名ヴァー二ー・フランシスに 足りないスキル、または耐性を補います。」

「成功しました。スキル「殺戮者」を手に入れ、更に、アルティメットスキル「殺戮之王」を獲得。

死んだら……何もかも私の思いどおりに行く世界に、 生まれ変わりたいな。 もう何も、私を縛る者のない世界。

「解。ユニークスキル「未来者」を獲得しました。ユニークスキル「未来者」をアルティメットスキル「未来之王」を取得…… 成功しました。」

全て全て、私のものにならないかな? 自然も時間も生き物も全て全て……

「解。ユニークスキル「時を巡る者」、「すべてを支配する者」 を獲得しました。」

あぁ、死ぬって、意外と寂しくないけど、やっぱり痛いな、 でも、死ぬためにはこれぐらい必要なのかな。 怪我したところが、熱い。 でも、すぐに熱かったと思う感覚も消えることだろう、

「解。スキル「痛覚無効」を獲得。「熱変動耐性」を獲得。」

…あの世で友達が待っているなら、寂しくもないか笑

「解。情報不足により、失敗しました」

「代用処置として、スキル「無意識マリオネット」を獲得した」

死んだらどうなるんだろう。1人で誰もいない場所なのかな

「解。ユニークスキル「そして誰もいなくなった」を獲得。

……でも、もし、できることなら、あのこと永遠に生きて遊んでみたかったなあの世でなら、できるかな

「解。ユニークスキル「蓬莱人の運命」を獲得。

魔人

そんじゃ、最後にこの世界にお別れを言うことだねw

魔人

じゃあなw

ザシュッッッ!!

魔人

……はっ……?!

魔人

お前……なんで胸貫かれてピンピンしてんだよ!?

ヴァー二ー

ニヤァ

魔人

お、おい……来るな!こっちに来るな!やめろ!!

明らかにどこか変わった!!

様子がおかしい!

まるで邪神のようだ

魔人

や、やめろぉぉぉぉ!!!!

ザシュッッッ グサッ! グチャッッ

魔人

あ……あ……い、嫌だ……た、助け……

”ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アア゙ア゙ア!!!!

ヴァー二ー

あ…はは……ははは……

アッハハハハハハハハハハ!!!!!!

破壊の始まりよ

ザシュッ グチャッ

いやァァァァァァァ!!!!

何事だ……って、は?

そこには血まみれになって死んでる従者に、青い花を刺している ヴァー二ーの姿がある

ひっ……な、何をしているヴァー二ー!!!!

ヴァー二ー

あはっ、

アソボウ?

何日すぎただろうか。 フランシス家の魔女は たった一人の少女により、全員皆殺しにされた。

だけど、それだけでは止まらなかった。 ヴァー二ーは、破壊を求め、各地を歩き回り、 村や街、国を壊し回った

「おー!お前があの最恐の魔法使い、ヴァー二ーか!」

ヴァー二ー

……誰?

ミリム

私は魔王ミリム・ナーヴァだ!お前は、魔法使いヴァー二ー・フランシスだろう!

ヴァー二ー

そうだけど何?

ミリム

お前の噂は聞いている!お前、私と友達にならないか?!

ヴァー二ー

は……?

ミリム

なんだ?お前友達も知らないのか?

ヴァー二ー

知ってるけど……

ミリム

なんだ、知ってるのではないか!じゃあ、なろう!ヴァー二ー!

ヴァー二ー

そんな事言われても……

ミリム

なんだ?私と友達になるのが嫌か?

ヴァー二ー

友達なんていらない。私がしたいことはただ壊すだけ。

ミリム

ふむ……あ!なら、私と戦おうではないか!

ミリム

負けたら私と友達になれ!

ヴァー二ー

……じゃあ私が勝ったら?

ミリム

私のマブダチになる!

ヴァー二ー

その戦い、わたしが勝っても負けても意味ないわ。

ヴァー二ー

……まぁ、いい。

ミリム

お、やる気になってくれたか?

ミリム

じゃ、遊ぶとしよう!!

何時間と時間が経った

ヴァー二ー

……

ミリム

はぁ……お前すごいなぁ!

ミリム

私と戦ってもほとんど無傷なやつなんて初めて見たぞ!!

ヴァー二ー

それは私もよ。

バタッ

ミリム

なんだ?終わりか?

ヴァー二ー

ちょっと休憩。

ミリム

なら私も休憩するのだ〜!!

ヴァー二ー

結局戦いの勝ち負けはどうなったのよ。

ミリム

私の勝ちなのだ!

ヴァー二ー

はぁっ?

ミリム

だってヴァー二ーの方が先に倒れたのだ!だから私の勝ちなのだ!

ヴァー二ー

倒れたんじゃない、休憩!

ヴァー二ー

私の勝ちだよ!

ヴァー二ー

だって私があの魔法食らわせた時地面に転げたんじゃん!

ミリム

なっ!そんなこと言ったらヴァー二ーだって〜!!

ギャイギャイ

ヴァー二ー

だから絶対私!

ミリム

いいや私なのだ!!

私!

ヴァー二ー

……ふふっ、

ヴァー二ー

あはははっ、おっかしなの〜w

ヴァー二ー

なんでこんなくだらないことにずっと言い争ってたのかしら

ミリム

!確かにそれもそうなのだ!

ヴァー二ー

じゃあ、引き分けにする?

ミリム

うむ!そうだ!これは引き分けなのだ!!

ミリム

ところでヴァー二ー!

ヴァー二ー

ミリム

お前、魔王にならないか!?

ヴァー二ー

えっ?

ミリム

いいだろう?魔王!まだ私含めて3人しかいないのだ!

ミリム

行くところ、ないのだろう?

ヴァー二ー

それは……

ミリム

なら魔王になれ!なるのだ〜〜〜!!

ヴァー二ー

あぁ、もう、わかったわかった。

それからは私は、ミリムと仲良くなった。 よく話して、よく戦って、 やっぱり、友達っていいな。

でも、その数十年後、ミリムはどこかへ行った。 でも、必ず帰ってくる。そう信じてる。 でも、どこか寂しい気持ちがある。 いつもそう。 私は大切な時にいなくて……ただ待つだけ。 帰りを待つだけ。 そんなの、嫌。

転生したらスライムだった件

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コメント

9

ユーザー

ヴァーニーの過去辛すぎッ! 保護者クソすぎん?てゆうか、ヴァーニーが魔王になったのミリムが影響してんのかよww

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