主
主
主
あれから部活でも話してない
あの絵も未完成のまま
もう卒業まで1ヶ月…
諦めるしか…
さと💗
あと1ヶ月もしないうちに先輩は 卒業する
りい❤️
完成させないのかな
話したいな
俺が断ってから2人の間に 亀裂が入ったような気がした
りい❤️
スッ
俺が手を伸ばした時あの絵の前に 人影が見えた
りい❤️
スーッ
ドアが開く
俺は無意識に隠れていた
さと💗
二人きりの廊下に悲しそうな先輩の 声が響く
りい❤️
そう思って前を向くと もう先輩はいなかった
だけど俺は部室に入り筆を持った
りい❤️
恋といえば?と聞かれたら すぐ思い浮かぶ色ばかりだ
でもその中に1色、珍しい色を置いた
りい❤️
それから俺は何度も何度も色を 重ねて塗った
りい❤️
りい❤️
そう言って絵を見た
りい❤️
りい❤️
りい❤️
そう言ってしまいに行った時
りい❤️
部室から筆を走らせる音が聞こえる
俺は思わず扉を開いた
スーッ
りい❤️
部室にいる人は戸惑う声を 漏らしている
りい❤️
名前を呼ばれたが俺は返事を することを忘れて
りい❤️の手元の絵をみつめていた
さと💗
りい❤️
ぎこちない会話
でも今は話せるだけでも嬉しくて ついつい話しかけてしまう
さと💗
りい❤️
そうやって微笑む君は 本当に綺麗だった
りい❤️
さと💗
りい❤️
さと💗
さと💗
りい❤️
この日の放課後
俺たちが交した約束は破ることは 無いと思っていた
あの時までは_
さと💗
りい❤️
やっと元に戻った仲
やっぱり会話が弾み楽しい
今ならなんでも上手くいく気がした
だけどそう思ったのは俺だけで 神様はそう思ってなかったらしい
キキーッ
バンッ
鈍い音と共に体が舞う
そう思った数秒後には地面に 体を打ち付けられていた
さと💗
りい❤️
りい❤️
目の前で好きな人が 俺のために涙を流している
りい❤️
さと💗
さと💗
りい❤️
りい❤️…ごめん。
あの事故から2週間が経った
俺はただただぼーっとして 毎日を過ごしている
あの日君が最後に言った言葉
その通りにしようとしても 筆が進まない
りい❤️
もう卒業まで1週間を切っている
君は卒業出来ないけど
この絵だけは完成させて 見せに行きたい
りい❤️
そう思った時
ふわっと優しい風が俺の頬撫でる
りい❤️
さと💗
さと💗
りい❤️
りい❤️
りい❤️
そう言って俺はひたすらに 筆を動かした
その調子で1週間
ついに卒業式前日に1枚の絵を 描きあげたのだった
主
主
主
コメント
9件
フォロー失礼しますε٩(๑>ᴗ<๑)۶з
泣く…いや…死 ぬ