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息を切らして走り続けた先は 見覚えあるのに何かが違う教室だった
黒板はある。椅子も机もある。 けれど全部少しずつ形が揺れている。
まるで思い出の影みたいに
Ak
pr
pr
Ak
pr
そう言いながら君は黒板に近づく
黒板には何も書いていないのに チョークの匂いが微かに漂っていた。
君が黒板に触れようとした瞬間
ガタッ
Ak
後ろの机が一つだけ動いた。
誰も触れていないのに。
胸ががっと固まる
Ak
pr
pr
pr
Ak
Ak
pr
君の声は落ち着いているのに 内容が全然落ち着かせてくれない
何処かでカタ…カタ…と 誰かが机を揺らしているような音が響く
でも誰もいない。
pr
pr
Ak
その瞬間だった。
教室の前方 黒板の右端 空気がうっすらと歪んだ
目の錯覚じゃない。 そこになにかの気配だけが立っていた
形は見えない。 でも立ってる気配だけははっきりある
ぞわっ。と背中に冷たいものが走る
Ak
Ak
君は俺の袖を軽く引いた
pr
pr
Ak
何もないのに気配は近づいてくる
pr
君が僕の手首を掴んで走り出す
ドアを開けると廊下はさっきと違う方向へ 伸びていた
13月の校舎はまた形を変えている。
走りながら君はぽつりと言った
pr
Ak
pr
pr
胸がざわざわする。
Ak
君は答えなかった。
代わりに前を見ながら小さく呟いた
pr
pr
その声には今までで1番強い焦りが混ざってた