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主です。
主です。
凌太
潤
要人
主です。
全員
二人の共通の友達である凌太に 2人ともの今ある気持ちをぶつけ 理解してくれた。
凌太の協力の元要人の症状のこと。要人の過去のこと。全部をクラスのみんなに話した。
教室の空気は、静まり返っていた。
教壇に立つのは、凌太。
その隣に立つ潤と、 ほんの少しだけ顔を上げた要人。
ふたりの緊張が、 教室の隅々にまで伝わってくる。
凌太
凌太の声が、思った以上に真っ直ぐに響いた。
凌太
クラスの人たち
クラスの人たち
一瞬、ざわついた教室に、 凌太の声は続いていく。
凌太
潤は唇を噛みしめ、 要人は下を向いたまま、何も言わない。
凌太
沈黙が教室を包んだ。
しばらくして、 一人の女子生徒が小さく口を開いた。
女子生徒
クラスの人たち
クラスの人たち
要人の肩が小さく震えた。
視線を上げると、潤の隣にいる凌太が、 優しく微笑んで頷いていた。
その日の帰り道。
潤と要人と凌太は並んで歩いていた。
潤
要人
凌太
凌太はふたりを見て、少し照れたように笑った。
凌太
――次の日から、クラスの空気は変わった
廊下ですれ違っても、 もうヒソヒソ話は聞こえてこない。
クラスの人たち
女子生徒
クラスの人たち
要人に「おはよう」と声をかける子も、 普通に話しかけてくれる子も増えた。
潤の隣で少しずつ笑顔を取り戻していく 要人を見て、 凌太はこっそり空を見上げて微笑んだ。
凌太
主です。
潤
凌太
凌太
要人
主です。
主です。
全員
凌太
潤