そう 狂った九夏の怪談
逢魔が時 ひぐらしが告ぐ
飼い慣らした傀儡が選ぶその目は誰?
???
災禍の凶兆をご覧よ
夥しい蝶の死骸が参道に散らばっていた
ぺいんと
死神
掻い潜った市街の喧騒
???
ぺいんと
死神
???
境内から響いた嚮導
灯籠 石畳の階段
ぺいんと
死神
踏み入る少年
鬼
鬼
と問うが
鬼の声は聞こえず
静寂裂く鐘の音さえも届かない
数十年前
若い女
手弱女の聲と火の音が籟籟と
ぺいんと
死神
ぺいんと
懸けまくも畏き大御神
???
???
???
喰らって
奪って
掻き攪せ
???
???
さあ散れ災禍 百鬼の群れ
死神
死神
ぺいんと
蛙鳴蝉噪を蹴散らして
ぺいんと
ぺいんと
死神
???
ぺいんと
拝する愚民
死神
眼を伏せて
???
心臓を抉り出した
ぺいんと
虚勢
愉悦
???
虚勢
虚勢
???
激怒
激怒
激怒
激怒
激怒
この時、絶対、行っちゃいけないと思った…けど…
虚勢
俺たちは、行ってしまった
ああ
一夜で散る花も
久遠を征く鬼の子も
愉悦
トラゾー
クロノア
冥い迷道でひたひたと
重なり合った足音が
九夏の怪談を連れて
忍び寄る
虚勢
喰らって
奪って
掻き攪せ
ようこそここは泥犂の街
狂い啼け化け物よ
クロノア
トラゾー
愉悦
愉悦
虚勢
糜爛
神罰
盈虧
濫觴
虚勢
ぺいんと
死神
愉悦
クロノア
クロノア
ダッダッダ
虚勢
愉悦
ほら
また
目を背けて
コメント
2件
ありがとうございます😭