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初恋

第2話 - 初恋　part1

2021年11月11日

#青春恋愛

黒羽

皆さんこんにちは！
黒羽です٩( 'ω' )و

黒羽

ﾁｮｯﾄﾊﾅｽｺﾄﾅｲﾉﾃﾞﾓｳｽﾀｰﾄｼﾏｽﾈ
ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ

クラスメート

花里さん、ここの数式が分からなくて…教えてもらってもいいかな？

黒羽

もちろんだよ！ここかぁー、難しいよね、ここ。

クラスメート

そうなんだよー。

黒羽

じゃあ、私の席に行こうか！

クラスメート

はーい！

黒羽

ここが、こうで…そうそう！

クラスメート

わ、すごい、すぐに解けた！
凄いね、教えるのも上手なんて

黒羽

ありがとう！
また分からないところあったら遠慮なく言ってね！

クラスメート

ありがと〜！

先生

花里さん！副生徒会長、花里さんのこと探してたよ！

黒羽

ありがとうございます！どこに居ました？

先生

生徒会室にもどるって言ってたよー！

黒羽

ありがとうございます！

生徒会室

黒羽

副会長、どうしましたか？

カイ

その硬い喋りやめてよ〜。

黒羽

あ、ごめんごめん。カイ、どうしたの？

カイ

この書類さ、どーすっかなって思って会長サンにご相談をしようと思いましてね〜

黒羽

ふむふむ……部室かぁ……
でも、こうすると不公平になるし…

カイ

あ、こーしたら？

黒羽

却下。不公平になるでしょ。

カイ

ちぇ〜。

カイは入学当時に仲良くなった友達だ

普段はこのようにおちゃらけているが頭脳に関しては心配ないはず。

黒羽

カイ、ふざけないで。
この問題、カイならささっと解ける問題じゃない。

カイ

あ、バレた〜。
でもさぁ、俺こういう風に考えたんだけど、こうなるとさぁ、

黒羽

む、たしかに。
カイは優秀だからって、圧力かけるのはダメだなぁ…。ごめんね、カイ

カイ

いーよ、いーよ！
会長サンが指名してくれたから、俺はここに居るんだしー！

黒羽

カイは優秀なのは事実なんだけどね
この問題は私でも難しいなぁ。

カイ

じゃ、保留にして、2人で考えよ

黒羽

オッケー。

カイ

あっ、黒羽のクラス、例の転校生きた？

黒羽

？例の転校生？

カイ

あ、まだ来てないんだ。
そろそろ黒羽のクラスにも来るぞ、転校生。

黒羽

へぇ！カイのとこはなんて名前の人が来たの？

カイ

えっとね、まひとって人とてるとって人だったはず。

黒羽

ふむ。ついさっき来たの？

カイ

そうだよ。黒羽、一応生徒会長として挨拶しておく？

黒羽

そうだね、挨拶だけしてくるよ

クラスメート

まひとくんは爽やかで、てるとくんは可愛い〜！

カイ

まひと、てると、ちょっといいか？

まひと

カイくん！どうしたの？

カイ

すぐ終わる用だ

黒羽

あ、来た。

まひと

？初めまして…？

てると

えっと…

黒羽

ごめんなさい、呼び出しちゃって。カイから転校生が来たと聞いたから、挨拶をしたくて…

カイ

ちなみにこいつ生徒会長な。

まひと

…ええ！

てると

うそー！

黒羽

あのねぇ、私だって一応先輩なのよ？コイツって言い方はないでしょ！

カイ

ごーめんごめん！
冗談って生徒会長サンなら分かってたと思いますけど？

黒羽

はーい、煽らない煽らない。
で、えーと、まひとさんとてるとさんね！

てると

は、はい…

黒羽

改めまして。
初めまして、生徒会長の花里黒羽(はなさとくろば)です。

黒羽

これからよろしくね、まひとさん、てるとさん。

てると

あの時は、しっかりしててカッコいい人って思ってたな……

黒羽が辛かったって、あの時に気づくべきだったんだ…。

そうま

てると。考えるな。大丈夫だよ。

ばぁう

きっと、大丈夫…

てると

花里会長！

黒羽

んー？どうしたの？

てると

呼んでみただけです…( ´∀｀)

黒羽

ふふ、何かあったら遠慮なく言ってね！

まひと

はーい！

黒羽

それじゃあ、また。

黒羽

優しそうな子達だったね〜。

カイ

中々いいやつなんだよ、あの二人

黒羽

あ、ごめん、そろそろ教室戻るね

カイ

おう。サンキューな！

先生

じゃあこの問題！えーと、花里！

黒羽

はい。

先生

黒板に書きに来てくれ

黒羽

はい。

クラスメート

え、あの問題まだ習ってなくない？

クラスメート

あの先生、花里さんにだけ難しい問題だすよね…やな感じ

黒羽

解けましたよ。

先生

そうですか、やっぱり難し…え？解けた？

黒羽

あってますか？

先生

ッチ。あってるぞ。座れ

クラスメート

舌打ちだって〜、態度わる

黒羽

ただいま。

お母さん

あら、おかえり。ご飯できてるから食べましょう。

黒羽

うん。ありがと。

お母さん

今日は学校で何したの？

黒羽

今日は、生徒会の仕事して、友達に勉強教えたよ。あと、難しい問題を解いたよ。

お母さん

そう〜！偉いわ！流石私の子！自慢の娘だわ〜

黒羽

お母さんが小さい頃から予習復習してって言ってくれたからだよ。
癖になってるから、成績おちないようになったし。

お母さん

んもう、謙虚ねー！
でも自慢の娘って事には変わりないわ〜！

自慢の娘？本当に？

お母さんの欲しい言葉をただ言っているだけなのに？

黒羽

はい〜！part1終了でーす！

黒羽

楽しんで頂けたでしょうか？

黒羽

それでは、part2でお会いしましょう〜！

初恋

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