夜空に綺麗な笛の音が響き渡る……
ロー
………
ローの娘
お母さん!
ロー
あら……
ローの娘
お母さん……私もいつか……お母さんみたいに……旅立たないといけないの……?
ロー
……えぇ……そうね……
ロー
……いつか……
数年後……
ローの娘
じゃあお母さん……
ローの娘
行ってきます!……
ロー
……行ってらっしゃい……
ロー
またいつか……あいましょう
ローの娘
!はい!
ローの娘
………!?
???
……ごめんなさいね……驚かせたでしょうか?
ローの娘
あ、貴方は……
ローの娘
アイダ姫?!?!
アイダ
えぇ、その齢でよくわかりますね
ローの娘
何故貴方が此処に…
アイダ
気分ですよ……懐かしくなったのでね……
アイダ
さて……私はもう行きます
ローの娘
ま、待ってください!
アイダ
……なんですか?
ローの娘
一つだけ……聞かせて下さい
アイダ
……いいですよ……
ローの娘
貴方は……どうして……
“あんな事“をしたのですか?
アイダ
………
アイダ
……もう誰も私を許しては……くれない………(ボソッ
ローの娘
?今なんて……
アイダ
……なんでも無いですよ……
アイダ
いつか貴方が立派になって……御母様と再開出来たら……
アイダ
ストーリーテラー様が教えて下さるでしょう
アイダ
その日まで……
さようなら







